ネット上には《天海祐希が出るから見る》という熱烈なファンの声も少なくない。世帯視聴率2ケタの好発進となった木村拓哉(51)主演の連ドラ「Believeー君にかける橋ー」(テレビ朝日系=木曜夜9時)。


「同じテレ朝で2018年と20年に放送されたキムタク主演の『BG~身辺警護人~』チームが《再集結して贈る》などとうたっていますが、脚本の井上由美子さんは、これまたテレ朝の天海さん主演の大ヒット作『緊急取調室』シリーズ(14年~)も手がけています。『BG』も『キントリ』も最高世帯視聴率が17%超えで、そんなキムタクと天海さんが夫婦役となれば、初回2ケタ発進は当然と言えば当然でしょう。“2ケタ死守”というテレ朝の力の入れようが分かります」(元テレビ誌編集長)


 もっとも、その木村と天海の夫婦役の評価は、芳しいとは言い難い。ドラマのレビューを見る限り、《違和感ありすぎて面白い》という書き込みもあるものの、《(木村が天海の)腰に手を回して引き寄せたところで離脱 共感性羞恥すぎてキモい》《(天海を)妻役にするのはもったいない》《凄い2人なんだけど凄い違和感》《天海祐希の無駄遣い》なんて辛らつな意見も目立つ。


「業界内からも《どんなに頑張って見てもお姉さんにしか見えない》なんて声も聞こえてきます。そもそも天海さんという超トップスターを脇で起用したのは、当然、数字を引っ張ってこられるからでしょうが、その天海さん推しのファンの反感を買ったら……2人の相乗効果を狙ったはずが、文字通り逆効果になりかねません。

今後を大きく左右するはず。ドラマの内容そのものの評価はそれほど悪くないので、数字が下がるようなことになったら、“配役”に難があったと見られても仕方がないかもしれませんね」(スポーツ紙芸能デスク)


 初回2ケタ発進とはいえ、TVerのお気に入り登録数(5月1日現在)は、同じく2ケタをキープしている長谷川博己(47)主演のTBS日曜劇場「アンチヒーロー」が約83万人に対し、「Believe」は57万人。レビューサービス「Filmarks」ドラマの評価も「アンチヒーロー」が5点満点で3.8に対し、「Believe」は3.4と差をつけられている。


「視聴率とドラマの内容に対する評価は必ずしも一致しないというのが最近の“定説”ですが、いずれも下降線となると、さすがに業界内の見方は厳しいものになっていくでしょう。それが天海さんにまで飛び火しなければいいのですがね」(前出のスポーツ紙芸能デスク)


 5月2日放送の第2回は、果たして上がるか下がるか。