シンガーソングライター小田和正(77)は全国アリーナツアー「みんなで自己ベスト!!」の初日を飾った1日の静岡エコパアリーナ公演でファン約8000人にこう誓ったと報じられた。
「ツアー、スタートしました。
ツアースケジュールは5カ月後の10月1日の横浜アリーナ公演まで全国13カ所をまわり、月に約6公演、実に計28公演を行うハードなもので、所属事務所は小田がステージに立ち続けるために週2回はジムに通い、鍛えていることを明かしたそうだ。ジムではパーソナルトレーナーをつけているらしい。
また今ツアーに向けては今年3月からリハーサルを重ねてきたという。だからこそ、ステージで「言葉にできない」「愛を止めないで」「たしかなこと」などヒット曲20曲を約2時間で歌い切り、ステージを所狭しと走ったりできるのだろう。
「小田さんは1998年7月、ゴルフコンペへ向かう車で事故を起こし、肋骨3本に首の骨がずれて神経を圧迫する重傷を負いましたけど、リハビリに励んで同年9月のコンサートで復帰しました。2022年には新型コロナウイルスに感染し数公演を中止にしましたが、こちらも2週間ほどで復帰しフェスに出演した。年齢による声量の変化はあるにしても、それ以外に大病を患ったという報道もなく、鉄人ですよ」
そう、小田を取材する音楽ライターは言っている。
■「きっと大丈夫」と自分に言い聞かせ、目標へ向け日々を丁寧に過ごす
ライブ会場でも、リハーサルの際にスタッフ全員とラジオ体操を行ったり、日ごろからウォーキングやランニングに励んでいると伝えられる。
「小田さんは『体力が落ちるのは男として哀れだということじゃない』とかつて、語ったことがあります。あまり表立っては見せませんけど、鍛えるのはプロ意識からではないでしょうか。時間厳守で知られていますが、常に高い目標を設定し、それへ向けたスケジュールを規則正しくこなしていく。そして何かあっても『きっと大丈夫』と自分に言い聞かせ、めげずに毎日を丁寧に過ごしていく。
寄る年波を受け入れながらも、「年相応に元気」であろうと努力し続ける。「国内アーティスト史上最年長記録」を今回また更新した活躍には、それなりに理由があるようだ。
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