小泉今日子(59)が主演のフジテレビ系ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(月曜夜9時)で話題を集める一方、セルフプロデュースの仕事ぶりでも業界関係者を唸らせている。


「ことし4月にファンクラブ設立を発表し、さらに7月から初のファンミーティングを全国5カ所で開催するとしているのですが、同時に制作会社『株式会社明後日』の創立10周年を記念し、スタンプラリーやら、未来の舞台制作者技術者に向けたワークショップなど10企画を打ち出しているんです。

連ドラに主演しながら、多方面に目を向けて、活躍の場を広げているのですから凄い」


 とは、某芸能プロ社長。


「ファンミーティングのチケット申し込みには、ファンクラブ『US SARITE』の入会を条件としていて、商才のあるところも感じました。コンサートをしても、なかなかチケットの売れ行きもままならない昨今だけに、とても参考になります」


 その小泉はHPでファンクラブ設立について、こうコメントをつけている。


《日頃から応援をしてくださっている方々が、LIVEや舞台の際にチケットが取りにくいという状況が気になっていたことと、クロージングなコミュニケーションでより親密な関係を作れたらいいな、という思いからの発足です》


 ファンクラブ名は「アスサリテ」と読み、株式会社明後日の語源でもある「明日去りて後の日」から拝借したとしている。前出のワークショップは6月10日、「明後日課外授業~明後日(ミライ)を支える今日の裏方~」と題し、対象者を「音響、制作に興味がある25歳以下の方」としていた。ビジネスのみならず、後進の育成にも取り組んでいることがわかりそうだ。


■還暦以降に自分が何を選ぶかを楽しみにしつつ、その基盤を固めておく


 小泉は5月22日放送のBSフジ「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」にゲスト出演し、還暦を来年に控えた胸中を語って話題になったばかり。飯島から「今日子さん、60まで頑張ろうって決めたって言ったじゃないですか」などと向けられ、こう言った。


「40周年の時に決めたから3、4年前。30何年ぶりにホールツアーをやろうって言って。その時にミュージシャンのバンマスとかツアーマネジャーがみんな同級生だったの。『みんなで60まで頑張ろう。

毎年、何かやろう』って言って」


 そしてこう続けた。


「60歳まではコンサートをやるけど、それが終わった後スポーンって何もなくなった時に自分が何を選ぶかが自分自身の一番の今、楽しみなサプライズって感覚」


 自分がやりたいことを最優先し、それを人生の指針とする生き様には羨望のコメントが多数寄せられているという。何を選ぶにしても、小泉はそれを実現するために先立つものをきちんと確保しようとしているのである。女優のほかプロデューサー、事業経営などにも積極的に乗り出していることで知られるが、商才も確たるものがあるのだろう。


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