4月27日に群馬県高崎市で始まった元「ジャングルポケット」斉藤慎二被告(42=不同意性交等罪などで在宅起訴)のバウムクーヘン販売会。当初は〈小遣い稼ぎ〉などと揶揄もされたが、5月26日には“第7弾”が開かれるなど、思いのほか事業としての継続性を保っている。


 だが、第1弾こそ大きくメディアに取り上げられたものの、徐々にその扱いは小さなものに。それどころか、23日には販売会の際に行ったサイン付きの商品が転売されていることが判明。本人が《転売商品は買わないで》などとSNSで注意を呼びかけるなど、最近は斉藤被告や商品より、“場外乱闘”的な注目のされ方をしている始末である。


 菓子販売に詳しい業界誌記者がこう言う。


「斉藤被告のバウムクーヘンのように“単品を売る”というお菓子販売は、とにかく飽きられやすい。だから売り場所を変えるなど移動販売の形を取ることが多いんですが、斉藤被告はかなりの有名人だから、そこそこ続いているわけです。それも、だんだん“物珍しさ”が失われつつある。ビジネスとしては正念場を迎えていると言っていいでしょう」


 注目度が下がったうえに商品の転売まで始まるとは、まさに泣きっ面にハチ。サイン付きの商品は本来の販売価格の3倍強のものも。“転売ヤー”たちのタダ乗りぶりはすさまじいものがある。


「斉藤被告にとって当面の切り札は、6月から始めるというネット販売ですが、開始時期がネット上の転売が注目され始めた後とは何とも間が悪い。一部のメディアには早くも、斉藤被告の事業が《息切れ》と報じるところも出てきました。

ある程度の“奇抜さ”がある新しい手を講じないと、いよいよ厳しいでしょう」(前出の週刊誌記者)


 踏みとどまれるか、はたまた業態転換か。


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 斉藤慎二被告主催で世間を騒がせているバウムクーヘン販売会だが、そもそもなぜバウムクーヘンなのか? 関連記事【もっと読む】「なぜバウムクーヘン?」「なんで高崎で?」元ジャンポケ斉藤慎二被告の販売会の謎に迫る…では、その謎に迫っている。


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