7月1日放送の初回の平均視聴率は世帯5.8%、個人3.3%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。清原果耶(23=写真)主演の「初恋DOGs」(TBS系=火曜夜10時)はパッとしないスタートとなった。


 清原演じる“愛を信じない弁護士”と、共演の成田凌(31)演じる“動物しか愛せない獣医”、韓国俳優ナ・イヌ(30)演じる韓国の御曹司も加わる、《ワケアリ男女3人&2匹の犬が繰り広げるラブストーリー》(公式サイトから)だ。


 TVerでの1~3日の再生数は《100万回を突破》などと威勢よく報じられていたが、レビューサービスFilmarksでは、5点満点で2点台という低評価も目立つ。その清原と成田がダブル主演した2021年公開の映画「まともじゃないのは君も一緒」の評価は平均3.8と、まずまず高評価だっただけに、余計にファンはがっかりしているようだ。


「清原さんを見たくて視聴したけど、《役柄が合っていない》とか《内容がありがち》などと、早くも離脱をほのめかす書き込みもちらほら。清原さんと成田さんという演技派を軽めのラブストーリーに起用したことが《もったいない》《無駄遣い》かという不満の声も上がっています」(テレビ誌ライター)


 それでなくても清原は、昨年10月期の主演ドラマ「マイダイアリー」(朝日放送・テレビ朝日系)が全話平均2%台と“大爆死”しただけに、「初恋DOGs」までコケてしまうと、《低視聴率女王》のラク印を押されかねない。いよいよ崖っぷちかと思いきや、そういうものでもないらしい。


「そもそも『初恋DOGs』は、韓国の制作会社STUDIO DRAGONとTBSの共同制作です。世界的にヒットした配信ドラマ『愛の不時着』などを手がけた制作会社と組むということは、TBSもハナから海外展開を視野に入れている。もちろん韓国カルチャーにハマっている日本の若年層を取り込みたい、韓国のドラマ制作のノウハウを参考にしたいという思惑もあるにしても、狙いはもう少し大きい市場でしょう」(在京キー局プロデューサー)


 それは清原サイドだって同じことらしい。


「海外に配信されれば、世界中のエンタメ関係者の目に留まるわけです。言葉は悪いですが、配信ドラマは俳優の“国際見本市”でもある。清原さんの女優としての存在感、演技力には、すでに定評があるわけで、低視聴率が続いたのは清原さんが悪かったわけじゃない、たまたま作品に恵まれなかっただけということは業界関係者の共通認識ですからね。

韓国サイドにしても、いくら日本経済が落ち目と言っても、日本は自国の2倍以上の人口がいる“おいしい市場”です。韓国の俳優も名前を売っておいて損はない」(スポーツ紙芸能担当デスク)


 ドラマが当たればラッキー、当たらなくても“その先”があるようだ。


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 清原果耶「初恋DOGs」の“真裏”にはチョー強敵が…関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。


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