9月で10周年を迎えるのが、高田純次(78)が3代目散歩人を務める「じゅん散歩」。月曜から金曜の放送で一つの街を散歩しながら、立ち寄った店などで人々と交流する様子がウケている長寿番組だ。


 2006年4月にスタートした初代散歩人の故・地井武男さん(享年70)の「ちい散歩」が、お茶の間で人気を博したことでシリーズ化。しかし、地井さんが心臓疾患で入院し、その後、療養生活が長期化したことで、12年5月に、加山雄三(88)に散歩人をバトンタッチし、「若大将のゆうゆう散歩」がスタート。地井さんは、その2カ月後に亡くなっている。


「『ちい散歩』は6年ほど続き、加山さんが75歳のときに始まった『ゆうゆう散歩』は加山さんの15年のファイナルコンサートで番組卒業を発表し、3年ほどで終了しています。高田さんは、『80歳くらいまで続けたい』と公言しています。健康状態は良好のようですが、ある不安が囁かれているのです」(番組制作関係者)


 街の人たちとの会話でも“テキトーぶり”を発揮するなど、衰えはそれほど感じられないが…。


■「ロケが終わったら腰はほとんど90度ぐらい曲がって」


「『じゅん散歩』は朝の情報番組で視聴率トップを走る『羽鳥慎一モーニングショー』の次の番組のため、そのままチャンネルを変えずに続けて見ている視聴者が少なくないといいます。テレ朝としては辞める理由はないものの、68歳でスタートした高田さんも78歳のため、足腰の衰えが顕著で、エレベーターのない古い建物で上層階に行く際、階段をのぼるのはさすがにきつく、断念したこともあったようです」(番組制作会社関係者)


「じゅん散歩」に起用される前に椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の手術を成功させている高田にとって、番組での散歩がリハビリ代わりになっているという。しかし、長年続くとさすがにハードなようで、2年ほど前のインタビューでは次のように語っている。


「ただ、『じゅん散歩』の番組内では普通に歩いていても、ロケが終わったら腰はほとんど90度ぐらい曲がってますから。老いがバレないように、スタッフのみんなには見せないようにしているけど(笑)。 あとは、湯船に入ると体が浮いて困っちゃうぐらいかな。

もう骨がスカスカで軽くなって浮いちゃうのよ。そういうときは“オレも年取ったかな~”って(笑)」(「女性自身」2023年5月2日号)


 高田には傘寿を迎えても、「じゅん散歩」を続けて欲しいという声が後を絶たないのだ。 


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