フジテレビ元女性アナウンサーとのトラブルで芸能界を引退した中居正広氏(53)に、復帰説が取り沙汰されている。今年1月に芸能界引退を表明後、中居氏は都内の自宅と藤沢市の地元を往復する生活を送っているとされる。


「『もう芸能界に戻る気はない』と言ったとされる一方、知人の証言として『逆に未練があるのかな』との印象が伝えられたりしています。実際、ファンクラブは閉鎖となりましたが、公式サイト『のんびりなかい』は存続してますし、好きな野球や得意としていた対談の仕事を再開させ、今も復活を待ち続けているファンの応援に応えたいという見方は女性誌などでも報じられています」


 とは、中居氏トラブルを追いかけるマスコミ関係者だ。


「YouTubeや有料の動画配信で活動再開するのでしたら、ファンが残っているのであれば、不可能ではないように見えます。ただし、トラブル前のように地上波でMCを務めたり、レギュラー番組を幾つも持つような復活劇は難しいかもしれませんね」(同)


 元フジテレビアナウンサーとのトラブルについて、中居氏の代理人弁護士らは「性暴力という言葉から想起されるような行為ではなく、不同意によるものではなかったと評価している」などとコメントを発表し、中居氏の名誉回復に努めている。


 真相はともかく、某広告プロデューサーは「トラブル前と現在の中居氏はタレントイメージが違います」とこう言う。


「中居氏は責任感が強く、気配りができ、現場対応能力の高さでも評価されてきました。プロ意識の強いタレントで、テレビ番組でトラブルがあっても冷静に対応し、司会進行やスタジオの雰囲気づくりに長けている部分はあると見られています。SMAP時代から、人間関係を円滑にする調整役のところがあり、独特のユーモアで場を和ませたというエピソードも語られています。しかし、今回のトラブルなどで、業界関係者の間では知られていた計算高さや不遜さ、頑固さも世に伝わり、何でも他人任せで自分は高みの見物というところも露呈してしまいました。スポンサーがどうのというより、かつての好感度を当てにしての活動をしようにも、オファーは難しいのではないでしょうか」


 女性トラブルへの反論、性加害疑惑への否定も、自らが前面に出て記者会見を開くと言うことはしない。かつて支持されていたボランティア活動から活動再開する手もあるだろうが、そうした手段を講じているという説は皆無だ。


「つまるところ、好感度はジャニーズという後ろ盾があり、ジャニーズのお膳立てによって、つくりだされていたイメージだったのです。

それを失った今、素の中居氏という人物にどれだけのタレント価値があるのか。疑問視しているのは業界関係者だけではないと思いますよ。ジャニーズ病というわけではありませんけど、ジャニーズで売れっ子になり、チヤホヤされていたタレントが引退後の扱いに驚くのと同じような心境になっているかもしれませんよ」(前出の広告プロデューサー)


 それでも活動再開するとすれば、どうか。「どのツラで世に出てくるのか要注目」と業界から声があり、辛辣な目もあるという。


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