オジサンには懐かしい昭和のドラマ「仮面の忍者 赤影」が帰ってくる! リメーク版「仮面の忍者 赤影」(テレビ朝日系=日曜深夜0時10分)は10月27日(26日深夜)からスタート。「赤影、参上!」の名セリフでおなじみの忍者もので、原作は横山光輝氏の漫画。

1967~68年に連ドラで実写化され、子どもを中心に大人気となった。


「30分ドラマでしたが、なんと全52話! 話数の多さに時代を感じますよね。リアルタイムでは視聴していませんが、この作品は何度も何度も再放送があった。何度目かの再放送で見て《面白い》と夢中になったことを覚えています。とにかく赤影がクールでカッコよかったし、青影という少年忍者がいたので同じ子どもとして身近に感じて憧れました」(少年漫画誌編集者)


 リメーク版で主役の赤影を演じるのはFANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹(30=写真)。2023年放送の連ドラ「around1/4 アラウンド・クォーター」(テレ朝系)で主演、2022年放送の「liar」(毎日放送TBS系)では見上愛(24)と共にダブル主演を務めるなど、すでに映画やドラマで活躍中だ。9月6日に“赤影リメーク”が情報解禁となり、佐藤も自身のインスタで赤影に扮した姿を公開。「日本だけでなく世界を視野に入れ皆さんに喜んでもらえるよう日々撮影頑張ります」と意気込みを語っており、ファンは《衣装似合ってる!》《世界へはばたけ!》と大興奮だ。


「再放送で視聴したクチですが、あの頃の赤影といえば、赤い仮面に赤いマフラーの扮装が何より印象的。初代の赤影を演じたのは2003年にお亡くなりになった坂口祐三郎さん。仮面をつけていても分かるクールな風貌が魅力的だった。いま改めて素顔の写真を拝見すると、どこか少し杉野遥亮さんに似ているなと感じました」と話すのは、芸能ライターのエリザベス松本氏だ。



リメークで成功した例はほとんどない?

 再放送が繰り返されたおかげか、いまは動画サイトで視聴できるおかげか、意外と世代を問わず根強いファンを持つ、昭和の赤影。今回のリメークを知らせる記事には早速《リメークで成功した例はほとんどないから、やめておけ》《初代赤影は絶対に超えられない》など、放送も始まらないうちから辛辣な声が目立つ。


「確かに過去にリメークして大失敗という映画やドラマは日本だけではなく海外でも多くありますが……ただ、今回は映画監督の三池崇史さんが連ドラの監督を務める。多作な三池さんですが、『ヤッターマン』など原作ものの実写化も数多く、お得意です。映画に比べてドラマの監督作は少なめですが、そこは大ベテランですから。きっと予想を超えるものを見せてくれると思っています」(前出のエリザベス松本氏)


 現在キャスト発表があるのは、赤影の佐藤のみ。佐藤は赤影役のために6キロ増量して撮影に挑んでいる。


「白影、青影が出ないとなると《仮面の忍者 赤影じゃない!》なんて声が出てきてしまうので、きっと近いうちに追加発表があるでしょう。改めて視聴すると、前作は昭和独特のゆるい特撮さえもいい味になっている。リメークは現代の特撮技術を駆使した作品となるでしょうが、あまりやり過ぎると《これじゃない》と言われてしまうので塩梅は難しいところ」(映画配給会社関係者)


 三池監督と佐藤が令和に蘇らせる、赤影。どんな仕上がりになるのか、期待したい。


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