「体力の限界!楽しいうちにやめたい」ーー。


 9月に行われた「東京2025世界陸上」の最終日前夜、スペシャルアンバサダーを務めていた織田裕二(57)が“卒業宣言”を口にした。

1997年以来、四半世紀にわたり世界陸上の「顔」であり続けた織田が自ら降板を口にしたわけだ。


「驚きました。事前に番組スタッフに対しては相談がなかったからです。恐らくサプライズとして突然、自分の決意を語ったんだと思います」(TBS関係者)


 かつては“俺様キャラ”で知られ、現場をピリピリさせることも多かった織田だが、近年はまるで人が変わったように円くなったという。ADに対しても優しく声をかけ、これまで聞く耳を持たなかった番組スタッフのアドバイスにも素直に耳を傾ける姿が目撃されている。番宣で出演した「マツコの知らない世界」(TBS)でも、陸上に対する愛をユーモラスに語り尽くし、むしろ柔和なキャラクターとして再評価が高まった。


 しかし、番組卒業を宣言した織田に慌てているのがTBSサイドだ。


「驚くべきは視聴率です。彼がアンバサダーを務めた今大会の平均視聴率は連日14%超え。織田不在だった前回から倍増しています。共演した今田美桜の影響ももちろんあるでしょうが…それを差し引いても織田効果は大きかった。SNSでも『やっぱり世界陸上は織田裕二だ』との声があふれ、局内でも存在感を再確認する機運が広がっています」(前出のTBS関係者)


 もっとも織田は二度と「世界陸上」のキャスターに復帰する考えはないようだ。

番組内で宣言したのに再びキャスターを務めることは、当然、織田の美学が許さないと考えられる。


 一方で、別人に変貌した織田に対し俄然、色めき立っているのがフジテレビだという。長年の懸案であった「踊る大捜査線」復活プロジェクトが再び現実味を帯びてきたというのだ。確かに映画製作は水面下で進んでいるという話もあるのだが…。ドラマ関係者の話。


「映画に併せて連ドラ復活も提案しているようです。映画公開時の青島俊作(織田)は定年間近の刑事。ドラマでは、今は亡きいかりや長介さんが演じた和久さんの役どころを織田にお願いしたいようですよ」


 映画化に関しては犬猿の仲とかつて噂された柳葉敏郎ら往年のキャストとの共演も視野に入っているというが、温和になった今の織田なら受け入れる可能性が高いとフジサイドは期待を寄せているようだ。フジテレビ復活のカギを握るのは、やはり織田なのか。


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