「不合理な見直し、改悪に断固反対する」
「東京を狙い撃ちにし、限られたパイを奪い合って(地方に)ばらまくことが、本当の意味での『成長戦略』につながるのか」
先週12日の定例会見で、東京都の小池知事はこう言って怒りをブチまけ、「vs高市政権」の戦いがさらにヒートアップしてきた。
地方税収が都に集中しているとして、都税を地方に分配しようという動き。
そんな中、政権中枢から援軍が現れた。萩生田幹事長代行だ。12日に自身のブログで、党東京都連として党税調に申し入れを行ったことに触れつつ、偏在是正策に反対を表明した。
〈福田内閣で始まった都の法人二税の一部を国へ移転する仕組みは、年1.5兆円まで拡大してきました。本来は都の固有の税ですが、首都の特殊性に鑑み、我々の意思として始めた制度です〉
〈更に深掘りをして、新たに都の固定資産税も対象にするという案には断固反対します〉
〈地方税は受益と負担の一致が原則ですし、税の仕組みを歪め、東京の活力を削ぐことは高市総理の掲げる「強い経済」に逆行します〉
数少ない党のパイプ役
衆院東京24区選出の萩生田氏は、都議会議員出身。前の都連会長でもある。小池知事が「東京選出の国会議員の方は分かっているはずだ」と5日の会見で発言していたから、それに呼応した形だ。
「萩生田さんが都連会長時代から、小池さんとは選挙や都政運営などで連携してきた。萩生田さんが無所属出馬を強いられた昨年の衆院選では、小池さんがビデオメッセージを送っている」(都連関係者)
党内基盤が弱い高市首相にとって、「萩生田幹事長代行は数少ない党のパイプ役」(高市周辺)らしいが、高市首相が税の偏在是正で萩生田氏の意見に耳を貸すかは微妙。
「これまで官邸とのケンカで支持を得てきた小池知事ですが、東京一極集中の問題は国民に理解されやすいうえ、高市内閣の支持率が高すぎるため攻めあぐんでいる」(都政関係者)
どうにも小池知事の分が悪い。怒りブチまけも、なす術なしの裏返しだろう。キーマン・萩生田氏。どこまで頼りになるのか。
◇ ◇ ◇
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