仲野太賀(32)主演のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の第1話「二匹の猿」が4日放送された。


 舞台は戦国時代。

尾張国・中村の貧農に生まれた小一郎(=後の豊臣秀長・仲野太賀)は、織田信長(小栗旬)に仕える兄・藤吉郎(=後の豊臣秀吉・池松壮亮)に誘われ武士に転身。兄弟で天下統一を目指すことになる。持ち前の「調整力」で兄を支えた名補佐役・秀長の目線で乱世を描く大河ドラマ65作目。


 時代劇研究家のペリー荻野氏は「まだ初回を見ただけなので詳細はわかりませんが」とした上で、その感想をこう話した。


「まだ何者でもない小一郎と藤吉郎が、割とコメディータッチで明るく伸び伸びと描かれていましたね。性格が全く違う2人のやりとりは、まるで兄弟漫才のようで、息もピッタリ。しかし小一郎が農村で武術の腕を磨いていたことや、後に莫大な財産を残していたほど蓄財をしていたことなど、史実に基づいて少し含みを持たせてありました。これからこの2人が天下を取っていく過程をどのように描いていくのか、楽しみです」


 “豊臣秀吉が天下統一”ということは周知の事実だが、歴史通以外にはあまり知られていない秀長の存在がそれにどう関係していたかが一番の見どころ。今後の展開に期待が持てそうだ。


 反対に初回を見た限りでの“不安要素”はないのか。


「後に藤吉郎の妻となる寧々(浜辺美波)の描かれ方ですね。この時代、寧々はまだ10代前半だと思いますが、女癖が悪い秀吉も、正室となった寧々を最後まで手放さないのです。

どんなに酷い目にあっても、夫の天下統一を“内助の功”で支えるしっかり者の寧々ですが、現段階ではまだいたいけな可愛いコとしてしか描かれていない。信長にしろ、柴田勝家にしろ、初回でだいたいそれっぽい描かれ方をしている中、ここから、彼女の成長がどう描かれるのか、想像できない分、見どころでもありますね」


 前作「べらぼう」は、歴代大河ワースト2位の平均世帯視聴率9.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)に沈んだが、人気の“戦国モノ”で、年末の紅白に続いて、視聴率を回復させることはできるか。


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「豊臣兄弟!」については、<【写真】“代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴>なども必読だ。


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