第76回エミー賞では史上最多の18部門で受賞、第82回ゴールデングローブ賞でも作品賞や真田広之の主演男優賞など、4部門で受賞した「将軍 SHOGUN」(2024年)のシーズン2が、2026年1月から撮影を開始する。前シーズンの10年後を描く同作には、新たに目黒蓮、水川あさみ、窪田正孝、金田昇、榎木孝明、國村隼が参加することが決定。
前回プロデューサーも務めた主演の真田は、エグゼクティブ・プロデューサーに昇格し、作品の指揮を執る。アメリカのドラマで日本人がキャスト、スタッフの中枢に食い込み、また作品のクオリティー的にも、日本人が見て違和感のない日本の文化や歴史観を描出してみせたこの作品が、高い評価を得たことは画期的だった。第2シーズンには、さらなる注目が集まるだろう。
2026年には「将軍 SHOGUN」だけでなく、海外作品に登場する、日本人が脚光を浴びそうな気配がある。2月27日に公開される米日合作の「レンタル・ファミリー」は、全編日本でロケしたブレンダン・フレイザーの主演作。日本で暮らす落ちぶれたアメリカ人俳優フィリップを演じていて、彼が「レンタル家族」の会社の一員になったことから、仮の家族や友人との触れ合いを通して、思いがけない人生体験をしていく人間ドラマだ。デビュー作「37セカンズ」(2019年)が第69回ベルリン国際映画祭で絶賛され、渡辺謙が出演したドラマ「TOKYO VICE」(2022年)の演出も務めた、大阪出身でアメリカで活躍するHIKARIが監督を担当。
フィリップが勤めるレンタル家族会社の社長に平岳大、同僚に山本真理、仕事先で親しくなる大物俳優役に柄本明など、共演者の大半は日本人俳優。エピソードには、両親を安心させるための同性愛者の女性から新郎の役を頼まれたり、お受験の面接のために、娘の父親を演じて欲しいという母親からの依頼もあって、フィリップはそれぞれの役を演じる中で、依頼者たちの人生に寄り添うことになる。アメリカではRotten Tomatoesの評価が87%と高く、2025年11月21日公開されたときにはボックスオフィスでトップ5入りを果たして、好スタートを切った。
もう1本注目されるのが、ティモシー・シャラメ主演の「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」(3月13日公開)。1952~53年を背景にアメリカではマイナーなスポーツ、卓球で世界一になって成り上がろうとする主人公マーティの奮闘を、ジュシュ・サフディ監督が描いたものだ。
このマーティがまれに見る最低男で、卓球で海外へ遠征する費用を稼ぐため、周りに嘘をつきまくる。一方でマーティは、卓球では世界有数の腕前なのだが、その彼の野望を打ち砕く日本人選手コト・エンドウを演じているのが、川口功人。川口は2022年と25年のデフリンピック卓球男子団体戦で、いずれも銅メダルを獲得した本物の卓球選手。その彼とティモシーの白熱した卓球の試合が、作品の大きな見どころになっている。彼らの対戦は2度行われ、2度目は東京が舞台。時代が50年代とは言え、試合の観客に着物姿が多いのは気になるが、こちらも違和感なく日本の土壌と日本人キャストを作品に取り込んでいる。
渡辺謙や真田広之がハリウッドに進出するきっかけとなった「ラストサムライ」(2003年)から20年余り。日本人と日本文化がアメリカ映画やドラマの中に、普通に溶け込む時代が到来した。そういう意味で2026年は、日本人俳優やスタッフが海外で仕事をすることが、より身近なもののなった年として刻まれるかもしれない。
(金澤誠/映画ライター)

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