5日に告示された群馬県の前橋市長選(12日投開票)で、予想外のバトルが勃発している。


 小川晶前市長(43)が部下の既婚男性とラブホテルで密会し、辞職に追い込まれたことに伴う今回の出直し選挙

小川前市長のほかに、自民党が支援する弁護士の丸山彬氏(40)、共産推薦の元市議・店橋世津子氏(64)など、計4人の新人が立候補。いまのところ「小川と丸山が抜け出し、五分の戦い」(地元記者)とされている。


 候補者同士の戦い以外に、意外な人物の殴り込みが話題になっている。群馬県の山本一太知事が、自身のブログで小川氏を批判しまくっているのだ。


「市政は麻痺。前橋のイメージも大きく貶められた」「最悪のシナリオとも言える『ラブホ問題で辞職した前市長の再選』」などと、ネチネチと責め立てている。さらに先月上旬には、「小川晶 前 前橋市長を決して復活させてはならないと思うこれだけの理由」とのタイトルで、全6回約1万4000字の“集中連載”を行った。


 一方、丸山候補に対してはモーレツな応援を展開。同月下旬には「なぜ『まるやま・あきら』氏を本気で応援しているのか?」とのタイトルで、またしてもブログで連載開始。選挙期間中も更新し続け、7日までに連載は10回目を数えている。


 どうして山本県知事はこれほどまでに、小川氏を目の敵にしているのか。


「もともと群馬は、自民党一強の“保守王国”です。

自民系の山本知事は、県庁所在地の首長がリベラル系の小川さんであることが疎ましくて仕方がない。また、知事は地元経営者などと手を組み、中心市街地の再開発計画を進めている。市政の刷新を掲げてきた小川さんに、計画を邪魔されるのではないかとの警戒感もあるようです」(小川陣営関係者)


 しかし、知事による小川攻撃は完全に逆効果になっているようだ。


「そもそも、一昨年の市長選で小川さんが当選したのは、一握りの政財界の手によって物事が決まる市政に有権者がノーを突き付けたから。今回の知事のバックアップも、そういった利権政治の印象を強めかねない。その上、『晶ちゃんが可哀想』といった判官びいきの見方も広がっています」(前出の小川陣営関係者)


 隠れた争点と化した「一太vs晶」の、勝負の行方やいかに。


編集部おすすめ