まさかのニュースに、国民民主党に動揺が広がっている。衆院選で東京7区に国民民主から立候補し、落選した元都議・入江伸子容疑者(63)ら女性3人が、公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された。


 3人は公示後の1月下旬~2月上旬にかけて、ビラ配りなど選挙運動の報酬として、10~20代の大学生5人に計27万円を支払った疑いが持たれている。しかも、報酬の受け取りについて口外しないよう口止めをしていたという。違法性を認識していたとみられるだけに、悪質だ。


 いったい、逮捕された入江容疑者は、どんな人物なのか。


 幼稚園から大学まで私立の成城学園で一貫教育を受けるなど、出自は“お嬢さま”のようだ。大学生時代にフジテレビの番組で「お天気おねえさん」を務め、卒業後はフジテレビの報道記者だった男性と結婚。夫の転勤により、一家でエジプト・カイロに移住した。しかし、1994年に夫が飛行機の墜落事故で急死すると、幼い子供2人を連れて帰国。夫が働いていた縁でフジテレビに中途入社し、17年の都議選に出馬。港区選挙区から「都民ファーストの会」公認で立候補し、初当選して2期務めている。


 都議時代の入江容疑者を知る都政担当記者が言う。


「もともと上昇志向がかなり強い人でした。

昨夏の都議選では国政進出を見据え、すでに決まっていた都ファの公認を4月に辞退し、不出馬。6月に国民民主に移籍しました。本人は直後の参院選に出馬するつもりだったようですが、党内に反対意見が多く、結局、国民民主党は元NHKアナウンサーの牛田茉友を公認しています。それで入江さんは、今回の衆院選に立候補することになった。都議としての実績?ほとんどないでしょう。議員としての能力を疑問視する声も少なくありません」


■古巣を裏切った


 都民ファーストから国民民主に鞍替えする際は、古巣への“裏切り”があったという。かつて同僚だった都ファの都議はこう話す。


「都議選では、都ファは友好関係にある国民民主と、港区の候補者を入江に一本化していた。なのに彼女は突然出馬をやめ、都議選では国民民主候補を応援し始めた。急な話で調整がつかないまま都ファは候補者を立てられず、国民民主に議席を奪われる形になりました。仲間を裏切った形になった入江さんは、スタッフ集めに苦労し、よほど困って買収に手を染めてしまったのでしょう」


 衆院選では議席数が伸び悩み、停滞ムードが漂う国民民主。今回の不祥事も、痛手となりそうだ。


  ◇  ◇  ◇


 国民民主の玉木代表は「実質、我々が野党第1党になりました」とドヤ顔の裏で……。【もっと読む】『国民・玉木代表「我々が野党第1党」ドヤ顔でニヤリ 旧立憲落選組からのSOSで膨らむ“焼け太り”夢想』で詳しく報じている。


編集部おすすめ