橋本環奈(27)が元ヤンキーの脳外科医役で主演している「ヤンドク!」(フジテレビ系=月曜夜9時)の不振が止まらない。初回こそ8%台と、前シーズン、前々シーズンを上回ったものの、第2話から6%台、第5話から5%台が続いている。


「直近の2日の第8話が5%ちょうどで、危険水域の“5%割れ”をぎりぎり回避している状況です。最終回まで持ちこたえられるのか。橋本サイドや制作サイドなど周辺は気を揉んでいます」(広告代理店関係者)


 SNSなどでは《ハシカンのヤンキーに既視感》《なんかAIが出してきそうな、ヒットしたアレとアレを足したような企画》などと手厳しい意見が多い。とりわけ目立つのが《一応医療ものなのに大事な場面をゆるいアニメで逃げた》という、初回の手術シーンに対する指摘だ。


「グロいのが苦手という層への配慮という見方もできなくはありませんが、かなり安っぽく見えてしまって……あの“悪手”で視聴者が離れてしまいました」(ドラマ制作会社関係者)


 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「世帯視聴率で語ることに意味はなく、見続けていれば面白いんですがね」と前置きしたうえで、こう語る。


「タイトル、設定、主演の情報だけである程度予測がついてしまうのは確か。“数字が見込める安心感”からだったのでしょうが、それをいい意味で裏切るような要素が見当たらない。むしろ初回のアニメで悪いほうに裏切ってしまったのが致命的だったかもしれません。橋本さんは可愛いし、頑張ってるし、各キャラの配置や、シリアスとコメディーと謎部分のバランスもほどよくて、ドラマ自体の完成度は決して悪くないんですけどね」


 かつての看板ドラマ枠だった“フジ月9”が低迷と言われて久しい。視聴率だけで語られていた時代とは違うとはいえ、平均で5%が続くとなると、一時は収まりつつあった“月9終了説”が現実味を帯びてくる。


 前出の亀井氏は「ドラマをやるなら、思い切った方向転換も必要。僕は橋本さんの手術着姿が“給食当番”に見えてしまったり、ヤンキー姿がコントに見えてしまった時に、ふと1980年代の夜7時台のアイドルドラマ枠を思い出しました。

現実味はないですが、そういう枠になるなら、大ヒットはなくても安定した需要はありそうですけどね」と、愛あるエールを送る。


 “ゲツク”は、もはやブランドではなく曜日と時間を指すだけの記号。現在の「ヤンドク!」を含めて3シーズン連続5%台という苦境からの脱出なるか? 4月からは北村匠海(28)主演の「サバ缶、宇宙へ行く」。亀井氏の言う“アイドル枠”にはなりそうもないが、高校生の熱い実話を描いたノンフィクションを原案にした“青春もの”の成否が、月9存続のカギになるかもしれない。


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