昨年末の「M-1グランプリ2025」王者のたくろうがGoogleのCMに出演し話題になっている。もともとネタ中の「GoogleでAIを開発しているジェームズという架空の人物」というキャラクターがきっかけで、ネタからリアルへ展開となった格好だ。
グランプリになって早々にオファーがあり、本人たちも「許可もとらずにやっていたのでびっくり」だったというが、「ネタにした会社が全部声かけてくれて」と話しており、他にもトヨタ自動車、JTB、マクドナルド、やよい軒と大手企業とのコラボが決定。
前年準優勝したバッテリィズは現在、サントリー、日清食品、日清ヨーク、リクルート、スカパーJSAT、GUなどのCMに出演しているが、「M-1のスポンサー企業が主軸になり、エースのちょっとおバカだけどさわやかなキャラクターが起用の理由になっている」(広告代理店)という。一方のたくろうはいきなりGoogleからスタートという快進撃である。お笑い評論家のラリー遠田氏は「芸人のCM起用に関して2通りある」としてこう続ける。
「ひとつはバッテリィズのようなキャラクター先行の起用。もうひとつがネタの形を生かした宣伝を作ってもらうタイプ。ミルクボーイもそうでしたが、フォーマットが印象的で、いろんなパターンを見たいところに企業名や商品名を埋め込まれると見る側もわかりやすい。芸人は狙ってやっていたわけではないけれど、ネタの中で出ていると企業の側も起用しやすいし、起用することでシャレがわかる企業だと好感度があがるという付帯的効果も得られます」
では、キャラ型とネタ型はどちらが長生きするのか?
「『M-1』直後はネタの注目度も高いですが、次第に薄れていくので、キャラクターのほうがCM起用面での持続力はあると思います。ただし、たくろうの場合は、ネタのフォーマットもインパクトがあるけれど、キャラクターも際立っている。今は挙動不審キャラの赤木さんが目立っているけど、実はきむらバンドさんもいい意味で変。今後はバラエティーなどできむらさんのキャラが注目される、2段階の展開があると思います」(ラリー氏)
ネタとキャラ、一粒で二度オイシイたくろう。CMオファーは順風満帆だ。
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たくろうの育ての親NSCのカリスマ講師が語るエピソード。関連記事【もっと読む】『M-1グランプリ優勝の「たくろう」に5年半前、徹底して注意したこと』…も合わせて読みたい。

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