日本テレビが水曜ドラマ枠を復活させて、フジテレビと“水10対決”になって2年目に突入。前期は日テレ系「冬のなんかさ、春のなんかね」と、フジ系「ラムネモンキー」が初回も最終回も同日だったが、今期も同じ4月8日に初回を迎える。


 ちなみに前期は、両方とも世帯視聴率3%台、個人視聴率2%割れと低めの数字。評価サイトFilmarksでの評価も5点満点で3.3で並び、互角と言っていい結果だった。


「違うジャンルでターゲットを絞っていたので、共に視聴率は伸びませんでした。でも、その個性を受け入れた人からの評価は高く、それぞれ違う“部門賞”を取ってもおかしくないレベルでした」(テレビ誌ライター)


 片や杉咲花(28)の演技、片やノスタルジーと古沢良太脚本の妙が光った前期。そもそも土俵が違っていたので“対決”ではなかったかもしれないが、春ドラマはガチ対決になりそうだ。


 日テレ系「月夜行路―答えは名作の中に―」は、名作文学とミステリーを掛け合わせたロードノベルをドラマ化。波瑠(34=写真)が文学オタクのバーのママ、麻生久美子(47)が夫に浮気された専業主婦という設定でバディーを組み、次々と巻き起こる事件の真相を解き明かしていく。


 一方、フジ系「LOVED ONE」は、法医学の現場が舞台。ディーン・フジオカ(45)が変わり者の天才法医学者、瀧内公美(36)が崖っぷち官僚という設定でバディーを組み、死の真相を究明する。テレビコラムニストの亀井徳明氏は「同時間だからと言って“対決”と、あおりたくはないのですが……」と前置きしつつ、こう続ける。


「“バディー+謎解き”というのは連ドラの定番的な作り。狭いターゲットに向けた前期とは一転、“皆さんこういうの好きですよね?”と数字を取りに来た感じがしますね。

バディーも、どちらのドラマも魅力的です。波瑠さんの文学オタクでトランスジェンダーってのはハマるし、麻生さんとの相性も良さそう。ちょっと心配なのがディーンさんの“クセつよ天才”。《安定のおディーン様》と受け入れられるか、それとも《またかよ》と飽きられるか。いずれにせよ、視聴者はどっちを見るか悩みそうです。視聴率をほとんど気にしない僕でも、第1話と第2話の数字が気になっちゃいます」


 この1年間、春「恋は闇」×「Dr.アシュラ」、夏「ちはやふる-めぐり-」×「最後の鑑定人」、秋「ESCAPE それは誘拐のはずだった」×「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」、冬「冬のなんかさ、春のなんかね」×「ラムネモンキー」と、違うテイストですみ分けてきた日テレとフジ。


「こうして振り返ると、視聴率では苦戦しても、それぞれが独特の“空気”で爪痕を残してきたのが分かります」(前出のテレビ誌ライター)


 同じテイストで初の“勝負”となる今期の結果が、その後の両局の編成に大きく影響することになるかも?


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『格差婚』という見方も上がっていた波瑠だが、夫である高杉真宙の人気&知名度がアップ。もしや、育成上手? 関連記事【もっと読む】『波瑠が「姉さん女房」ぶりを発揮? 高杉真宙の母から学んだ “格下夫”育成術』で詳しく報じている。


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