まだ始まったばかりとはいえ、数字的にはパッとしない。見上愛(25=写真)と上坂樹里(20)がダブルヒロインのNHK朝ドラ「風、薫る」。

3月30日にスタートし、初週の平均視聴率は世帯14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。全話平均歴代ワーストの橋本環奈(27)主演「おむすび」(2024年度後期)でも、初週は16%台。一部で報じられている通り、現時点では《苦戦》だろうが、問題は視聴率じゃない。


 レビューサイトFilmarksでの「風、薫る」の評価は、5点満点で3.2(4月8日現在)。ここ数年の朝ドラで最高評価は、伊藤沙莉(31)の「虎に翼」(24年度前期)の4.4だ。


「前期の高石あかりさんの『ばけばけ』が4.1で、『あんぱん』は2.7。『風、薫る』の評価は、今のところ『あんぱん』寄りなんです。ダブルヒロインの見上さん、上坂さんの演技について批判する声は見当たりませんが、お話の内容についてちょっと……」(元テレビ誌編集長)


 確かに《誰が朝からコレラで苦しみ悶えて死ぬ父親を見たい?》《ナースの話だからどうせこんな死を何回も見せられるんだろう》《話も深刻な感じで進みそうで、今回は見るのをやめておく》などと、早くも離脱をほのめかす書き込みが少なくないのだ。


「いったん離れた視聴者を引き戻すのは、なかなか難しいですからねえ。それにダブルヒロインは話題にはなりますけど、均等に露出させるといった“縛り”も多い。制約が生じやすいんですよねえ」(前出の元テレビ誌編集長)


 とはいえ「風、薫る」はストーリー展開が早くて視聴者を飽きさせないなど、工夫も凝らされている。見上と上坂の人気もあって今後の巻き返しに期待といったところだが、ドラマ制作会社関係者は「最大のネックは、NHKドラマに対する“期待値”が高すぎること」と、こう続ける。


「Netflixなど、お金をかけている配信ドラマの評価が上がるにつれて、日本の地上波ドラマは《つまらない》などと評価を下げている。だから余計に、配信ドラマに対抗できるだけの、お金もキャスティング力もあるNHKに対する期待値が高まるわけです。テレビをリアルタイム視聴する中高年ほどその傾向が強い。裏を返せば、NHKドラマを見る目も、以前より厳しくなっているのは確かです。評価のハードルが上がってきているんですよ」


 視聴者の目が肥えてきているうえに、“皆さま”のNHKドラマは民放以上に制約も多い。配役や表現の自由度が高い配信ドラマと戦うのは、並大抵じゃないだろう。


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 見上愛と小松菜奈は、その“激似ぶり”がたびたび話題になる。関連記事【もっと読む】小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった…では、2人の識別のカギが「鼻ピアス」であることについて伝えている。


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