歌手でタレントの研ナオコ(72)がNHK連続テレビ小説「風、薫る」を沸かせている。見上愛と上坂樹里のダブルヒロインで話題のなか、研はナレーションと占い師真風役の二刀流をこなし、3日放送の第5回に初登場するとXで「研ナオコ」がトレンド入りする話題となった。


「往来で直美(上坂)に『もし、そこのお嬢さん』と声をかけて、話しかけるのですが、初登場から金髪ロングヘアにド派手なメークで視聴者に大きなインパクトを与えたようです。真風は『なぞに包まれた神出鬼没の占い師』というキャラクターで、期待感は高かったのでしょうけど、それでもXは《出た! 研ナオコさんだw》《ばけばけじゃないんですけど》《バカ殿が始まるかと思った》などとコメントが殺到し、研さんの怪演をみて大いに盛り上がっていました」


 とは、スポーツ紙芸能デスク。


「ナレーションでも個性を発揮していますが、もともとハスキーで低めの声色ということもあって『聞き取りづらい』という反応もあがっていますね。まあ、物語が進むにつれて視聴者も馴染んでいくのではないかと見られています。オファーを出した制作統括の松園武大チーフプロデューサーは『年齢を重ねた中にある奥深さやチャーミングさがすてき』と研さんを評し、ユニークな語り口が物語の世界観にあっていると太鼓判を押しています」(同)


 1971年4月1日に東宝レコード第1号歌手として「大都会のやさぐれ女」でデビューして、実に55年。研は同日のSNSでファンや関係者に感謝の思いを伝え、ミニスカで決めたジャケ写を掲載しつつ《殆ど売れませんでした》と自虐交じりに振り返った。


■芸能界のドンへの恩義に志村けんとのコント…芸能活動55周年の集大成


 研を知る芸能プロ幹部はこう言う。


「古希を過ぎても意気軒高で、今回の朝ドラ出演も『デビュー55周年目の挑戦として光栄』と話していました。朝ドラは子どものころから見ていたそうで、役どころについては、ヒロイン2人の人生を『不思議な角度から見守る役』と受け止めていた。視聴者の代弁者としての役割を意識しているようです」


 それだけではないようだ。


「研ナオコは元ザ・スパイダースの田邊昭知氏の率いる田辺エージェンシー初の所属歌手かつタレントとして知られ、現在も業務提携を続けています。田邊氏は多くのスターを手がけた実力者、今や芸能界のドンですが、若いころに『所属俳優が朝ドラの女優枠』に選ばれなかったという話をよく語っていました。

研がその思いを知らないはずもなく、今回のオファーを受けた理由には、田邊氏の思いをかなえ、世話になった恩返しの意味合いも含まれているのではないでしょうか。ちょっと大げさですが、キャリアの集大成を見せようとしているようにも感じます」(同)


 研ナオコといえば、ザ・ドリフターズの志村けんとのコントでも中高年世代には知られ、お茶の間を大いに笑わせてきた。今回の役どころも、そんなコント的な解釈もできなくはなく、中高年世代には研ナオコ健在ぶりを示したといえるだろう。


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