80年代に絶大な人気を誇ったアイドル・岡田有希子(享年18)が、1986年4月8日に当時の所属事務所の屋上から飛び降り、悲劇の最期を迎えてから40年が経った。


 岡田さんは84年デビュー。

その年の新人賞を総ナメにし、トップアイドルとして多くのファンを魅了した。


 岡田さんの人気は今なお高い。若者を中心に「昭和アイドルブーム」が起きていることもあり、世代を超えた人気アイドルとして語り継がれているのだ。


 命日の4月8日はファンにとっては大切な日で、今年もSNSでも岡田さんについてのコメントが相次いだ。この日は毎年、亡くなった午後12時15分に、当時の所属事務所の前と彼女の故郷である愛知県にある墓前で黙とうが行われる。もちろん、私にとっても大切な日で、毎年墓前に向かっているが、今年も50人以上のファンが集まった。


 今年は没後40年ということで、初めてお墓に来たという人も多かった印象だ。



所属事務所前にはファン約300人が

 黙祷が始まる。その1分間は、集まったファンたちの気持ちはひとつになり、在りし日の彼女の姿を思い浮かべたり、様々なことを考えながら手を合わせた。同時刻には、彼女がかつて所属していた事務所の前でも黙とうが行われ、そこには300人もの人が訪れたと言う。  


 お墓参りに訪れた静岡県在住の20歳の男性は「当時のことはわからないですけど、インターネットで岡田さんを見つけて気になるようになりました。気になったので、昨年は四谷(当時の所属事務所の所在地)の方に行ったんですよ。

でもなんか違うなって思ったんですよね。彼女がいる場所はこっちなので、今年はお墓に行くと決めていたので来ました」と語った。


 黙とうの後にはファンのための法要が行われる。本来、法要は親族で行われるものが、住職さんのご厚意でファンのために行われる。ここでは住職さんのありがたいお話を聞くこともでき、岡田さんに対する気持ちがグッと高まってくる時間でもある。


 今年、初めて法要に参加したとう大阪在住の50代男性は「初めて参加しました。どうしていいかわからなくて、座りながら緊張しっぱなしでした。岡田さんのことが大好きなので、住職さんにいろいろ質問しちゃいました。また参加したいです」と答えた。


 40年という月日が経ってしまったが、今でも18歳の岡田さんの姿は鮮明である。当たり前のことだが、毎年自分は年を重ねていく。50代後半という年齢になってしまったが、永遠の18歳を今でも追い続けている。


 毎年のように感じていることだが、そんな岡田さんとの出会いに感謝したい。おそらく来年も同じようなことを思っているかもしれないが、来年もここに会いに来ると思います。


(取材・文=ブレーメン大島/プロアイドルヲタク)


編集部おすすめ