4月に入ってどうにも冴えない高市政権。1日に雑誌「選択」の電子版が公開した、ホルムズ海峡への自衛隊派遣めぐって高市早苗首相と今井尚哉・内閣官房参与との間で怒鳴り合いがあったとする記事が出て以降、他のメディアもにわかに「高市首相退陣説」といったフレーズを用いつつ、政局を予感させる記事を出し始めている。
「著名人に対して何かと上がりがちな『別人疑惑』が出始めているんです。《高市首相? ゴム人間でしょ》といった、ゴムマスクを被った別人に入れ替わっているのではないかという指摘です。内容にかかわらず一定の支持を集めるのが陰謀論ですが、荒唐無稽さも、ついにここまで来たかといった印象ですね」
これまでも芸能人を中心に上がっていた別人疑惑だが、それが一国の首相にまで“感染”するとは……2月の衆院選では史上最大議席となる316議席を獲得した自民党だが、その総裁に対してそんな“疑惑”が持ち上がるとは、わずか2カ月にして高市首相もずいぶんとコケにされるようになった、とも考えられる。だが、ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「普段、芸能人に対して上がっている別人疑惑とはやや毛色が異なります」と指摘する。
「不穏な記事が出始めているとはいえ、3月28日と29日に毎日新聞が行った世論調査では支持率58%という結果。前回よりも3ポイントしか下がらなかったと10日に報じられている通り、数字としてはまだまだ高市政権の安定感は失われていません。ただ、ホルムズ海峡をめぐる紛争に関しては《トランプ大統領にすり寄りすぎだ》といった意見がSNSに見られ、日本の国際政治での存在感を高市首相が示せていないという不満が見て取れます」
昨今の高市首相の働きに対する痛烈な批判が別人疑惑を巻き起こした、というのはうがちすぎか。ただ、前出の井上氏は「高市首相に対する別人疑惑は、実は期待感の裏返しの可能性が高い」とも語る。
「これらの声ですが、《まるで別人のようになってしまった》と高市首相への不満を述べつつも、まだまだ叱咤激励の範囲に収まるものが多いように感じます。昨今のリウマチの症状を心配する声も併せて上がっていますから、これらの状況を考えると、まだまだ支持を続けるつもりの高市首相のファンが別人疑惑をダシに本人をイジっているという状況なのではないかと思います」
実は、高市内閣はまだまだ安泰?
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オカルト雑誌の老舗「ムー」は、実は陰謀論とは対極の存在だということをご存じか。関連記事【もっと読む】「断定したってしょうがない」 「webムー」編集長が語る「陰謀論がはびこりがちな世界」でバランスを保つ秘訣…では、冷静な視点で編集される同誌およびウェブ版の編集方針について伝えている。





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