今回は、食卓に強いアクセントを加えてくれるイカ墨を使った一品を紹介します。アシストバルール「PESCAMAR イカのスミ煮」は、細かく刻んだイカを味付けしたイカスミで煮込んだもの。

大きさの割にはズッシリくる重さの缶詰を空けると、真っ黒な液体のなかにたくさんのイカが浸かっていました。表面に浮かぶ赤いオイルから、ある程度の辛さがあることも想像できます。

どんな酒にも合うぞ! 「イカのスミ煮」なのに想像を超えて「トマト味」なおつまみ発見



見た目はイカスミメインなのに……味付けは意外性のあるトマト味!

ですが、実際に食べてみるとびっくり。辛さがないばかりか、まるで「イカのトマト煮!」といいたくなるような味わいなのです。思わずパッケージ裏の表記を見るとたしかにトマトの記載もあるのですが、“しれっ”と記されているだけ。イカ墨の濃厚まろやかな風味はもちろんあるのですが、予想外のトマト味の強さにかなりの衝撃を受けました。

どんな酒にも合うぞ! 「イカのスミ煮」なのに想像を超えて「トマト味」なおつまみ発見

具材のイカはかなりやわらかく、フワッフワに煮込まれています。トマトのスウィートな甘さとイカ墨のずっしりしたコク、イカの旨味が混じりあって、落ち着いたやさしい味わいです。

どんな酒にも合うぞ! 「イカのスミ煮」なのに想像を超えて「トマト味」なおつまみ発見


パッケージの記載以上に、幅広いお酒に合う

さて、本品のパッケージには「日本酒、焼酎によく合う」という記述があるのですが、「日本酒、焼酎を中心に幅広い酒に合う」というのが筆者の評価。

どんな酒にも合うぞ! 「イカのスミ煮」なのに想像を超えて「トマト味」なおつまみ発見

たとえば日本酒と合わせると、スミ煮のやさしい味に酒の甘み・旨味が加わってまろやかでウマい! 双方の味が見事に溶け合い、箸も酒もするする進みます。まったく不協和音のないその味は、ベストマッチといって過言ではないでしょう。

焼酎ロックと合わせてちびちび飲むのも、日本酒とはまた違った楽しみが。日本酒ほど酒と料理の味が溶け合うことがないぶん、それぞれの味が分かれて舌に伝わってきます。

焼酎のずっしりとくる重さとクセのある香りや味、それを緩和するイカスミのまろやかさ。両者をじっくり堪能したい場合は焼酎のほうがオススメでしょう。

もうひとつ、ワインもベターな選択。本品は海鮮料理ですが、この濃厚な味には赤ワインも十分イケます。一緒に味わうと、料理のやさしい口当たりのせいか、重く感じがちな赤ワインもスルスルと喉を通過。満足感とスッキリ感が共存する組み合わせです。日本酒や白ワインでは物足りないけれど、強いお酒はちょっとね……という方はこちらをチョイスしてくださいね。

【満足度ポイント】

日本酒                  ★★★★★

焼酎(芋・ロック)      ★★★★★

赤ワイン                ★★★★★

アシストバルール

PESCAMAR イカのスミ煮(111g)

実売価格404円

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