Twitterにクールな空中ショットを投稿した、プロインラインスケーターの安床武士選手。

日本ではどちらかというとフィットネスツールとして普及しているインラインスケートだが、専用設計されたインラインスケートを使用して技やスタイルを競う競技(アグレッシブインラインスケートと呼ばれる)ともなると、難易度が高い派手な空中技も見ることができる。

安床さんは同じくプロの兄・栄人さんとともに「安床ブラザーズ」と呼ばれ、エクストリームスポーツの最高峰、Xゲームをはじめとする国際的な大会で、2人合わせて100回以上の優勝実績を持っている。

そんなインラインスケート界の帝王・安床ブラザーズが、なんと氷上で真剣勝負に挑むと表明した。

12 月 7 日(金)、8 日(土)に横浜市・臨港パークで開催される「アイスクロス・ダウンヒル」の世界選手権「ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ」に参戦するのだ。

アイスクロス・ダウンヒルとは、アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスノーボードクロスの要素を取り入れた新スポーツで、選手は氷のコースを一斉に滑り降り、いかに速くゴールに辿り着けるかを競い合う。

その魅力は、なんといってもスピード感と圧倒的な迫力。暴力行為は禁止だが、競技の特性上ぶつかり合いは頻繁に発生する。トップを走行する選手が転倒や激突により順位を落とすことも珍しくない。激しさと何が起こるかわからない刺激的なところが、発祥の地・スウェーデンをはじめ欧米各地で人気を集めている。

安床選手も12月の出場に向けて日々熱心に練習に取り組んでいるようだ。

アイスクロス・ダウンヒルは今回が日本初開催。これをきっかけにアジアでも普及が期待される。果たして安床選手は氷上でも強さをみせることができるだろうか。観戦チケットはすでに発売中。興味が沸いた方は、日本初の戦いを観戦してみてはいかがだろうか。

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