【名古屋競輪・GⅠ日本選手権】シャープな顔になった新山響平「一生、先行選手のままでいい」


【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】

 新山響平がシャープな顔つきで二次予選を突破した。3日目10R、前が取れずに突っ張り先行にはならなかったが、初手中団からしっかりレースをつくって逃げ切った。


 4月の武雄記念で2日目に当日欠場。「急性胃腸炎なんですけど、変なものを食べたわけじゃないんです。原因不明」と小首をかしげた。

 「体重は3キロ落ちて、そのまま戻っていません。練習メニューもこなせず、ぐったりしちゃってました」と、今回はピークには持ってこられていない。「体調管理の大事さを痛感しました」と小さくなった顔で苦笑い。だが今回は初日、3日目、5日目の出走。飛び石連休はプラスに働きそうだ。

 先行にこだわり続ける。「これが武器ですし、みなさん期待してくださっている。予想しやすい選手になりたい。一生先行選手のままでいいです」。
万全でない中でのダービーでも、信念の走りでファンを魅了する。

 ▼9R (新山響平) 2度の休みをはさんで、体調は上向いているはず。ラインの長さを生かして逃げ切る。3―478―478、3―9―1457。 

 ▼10R (武藤龍生) ダービーは2度決勝に乗っている相性のいい大会。3度目の決勝へ。3―279―1279、3―1―9。


【名古屋競輪・GⅠ日本選手権】シャープな顔になった新山響平「一生、先行選手のままでいい」

準決9Rに出走する新山響平


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