
結局、普通のパーカーが欲しい
個人的に、なんだかんだ毎年探しているパーカー。なかなか理想と巡り会えません。
条件として、絞るなら素材はコットンメインかつ、色はベーシックなグレーカラーの一択。冬場の重ね着も考慮するなら、見た目がすっきりとまとまるプルオーバー。いわゆる“被り”と呼ばれるタイプがいい。
要は、パーカーの出自である“スポーツ”から外れ過ぎず、品質にもこだわった一着があれば理想的。ほぼ筆者の好みを吐露しただけの格好にもなってしまいましたが、今年のパーカー選びの一助となれば。
実はスウェットが得意なのは、このお国

TORONTO KNITTING MILLS-classic hooded パーカー ¥11,880(税込)
もう10年以上も前になりますが、初めて「SUPREME」のパーカーを手にした時はその生地の存在感に驚いたものです。タフなだけでなく、ちゃんと生地に“ふっくら感”がある。タグを見たら、メイドインカナダなわけですよ。
こちらの〈TORONTO KNITTING MILLS〉もカナダのファクトリーブランド。生地から縫製まで国内生産にこだわった数少ない工場で作られたのだとか。心なしかグレーカラーの生地のザラつき感などは、近しい雰囲気が漂っています。
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アメリカ製スウェットの新定番になり得る予感

UP CYCLE-HEAVY FLEECE PULLOVER HOODIE ¥16,500(税込)
スウェットといえば、アメリカ産のものも外せません。しかも、ただアメリカ製というだけでなく、国内から集めたペットボトルをスクラップし、それを新しい糸に“アップサイクル”することを旨とする新鋭カットソーブランドが〈UP CYCLE〉。
また、決してそのコンセプトだけで勝負するのではなく、しっかりアイテム自体に魅力があるのがいい。提案スタッフも「定番と呼ぶにふさわしい価格とクオリティ」と語る一着です。動画を見ると、裁断時の端切れまで再利用している模様。こういう側面に共感してパーカーを選ぶのもありですよね。
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ヴィンテージ的なのにスタリッシュ

FLISTFIA-P/O PARKA ¥15,400(税込)
カナダ、アメリカとくれば、日本製のパーカーも見ておきたい。長年愛用できる古着のような一着を目指して服作りを行うのは〈FLISTFIA〉です。ベーシックなデザインながら、セパポケ(左右のポケットが独立している)と呼ばれる仕様がヴィンテージ的でいい。
トレンドのせいか、巷にはゆったりしたシルエットのパーカーが多い中、やや絞った作りのアームホールもスタイリッシュです。寒くなれば、パーカーの上に重ね着することも増えるので、このシルエットはありがたい。スウェットは着用を重ねるにつれて、体に合わせて少し伸びてくるので、このくらいがちょうどいいのかも。
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この素っ気なさがいい。海外仕様の〈Champion〉

CHAMPION-S1051 REVERSE WEAVE 12OZ. PULL OVER ¥9,350(税込)
いい意味で、“普通のグレーのパーカー”を体現するのは、やっぱり〈Champion〉のリバースウィーブ。個人的に、一昨年、日本企画のリバースウィーブのパーカーは購入したのですが、早くも同モデルの海外企画が気になっています。
日本規格がややふんわりとした風合いだとすれば、こちらは目の詰まった、ガシッとした生地感。海外の体型に合わせているため、身幅、脇周りは大きめのザックリとしたシルエットですが、着丈は決して、長過ぎないのがポイントです。
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胸プリントなら、無地感覚で使える?

STADIUM-MARCH MADNESS HOODIE ¥13,200(税込)
「あれ、無地じゃないじゃん」という突っ込みはごもっとも。ただ、ひとつ言い訳させてもらうなら、プリントものは入る位置によって、使い勝手が著しく変わると思っています。個人的には、プリントものはフロント全体ではなく、胸部分のみがおすすめ。
その心は、アウターを羽織った際は、前を閉めなくてもプリント部分が隠れるから。言わば、一枚で無地とプリントの両方を楽しめるというわけです。アメリカのカルチャーに精通する「STADIUM」ならではの胸刺繍のモチーフの詳細は、下記の「この商品を詳しく見る」にてどうぞ。
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