2025年8月18日、フィリピンのマニラ首都圏パラニャーケにある大型統合リゾート施設「オカダマニラ」で銃撃事件が発生し、日本人男性1人が負傷したとの情報が入った。

その他の写真:資料写真 オカダマニラ

 犯人は単独犯と見られ、現在も逃走中。
フィリピン国家警察が捜査に当たっている。

 事件は同日未明、オカダマニラ内の北西エリアで発生した。複数の目撃者が「少なくとも5発の銃声を聞いた」と証言しており、緊迫した状況だったことがうかがえる。現時点で負傷者や死傷者の公式な人数は発表されていないが、現地メディアや情報筋は日本人男性が被害者である可能性が高いとしている。

 この事件は、わずか3日前にマカティ市内で日本人旅行客2人が銃撃されて死亡した事件に続くもので、マニラ首都圏の治安に対する深刻な懸念が広がっている。特に外国人観光客や在留邦人を狙った犯罪が相次いでおり、現地滞在者には一層の注意が求められる。

 今回の事件の動機は不明で、強盗目的であったかどうかは明らかになっていない。警察は施設内の多数の防犯カメラの映像を分析し、犯人の特定を急いでいる。しかし、フィリピン市民の間では、相次ぐ事件の背景にカジノのセキュリティ体制の甘さや、警察当局の対応への不満が噴出している。

 この報道は、フィリピンのラジオ局「DZRH」が最初に報じ、その後、「ABS-CBN」や「GMA」などの主要テレビ局も伝えている。本日午前に記者会見が開かれ、事件の詳細が公式に発表される見込みだ。
【編集:NH】
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