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映画『731』は、監督が12年の歳月をかけて膨大な歴史資料と生存者の証言を基に制作した。行商人など無辜の民間人が731部隊に拘束され、非人道的な人体実験の対象とされる過程を描写している。ペスト菌やノミを用いた実験、低温実験、生体解剖といった残虐行為を克明に再現したという。
同作品は、中国以外でも公開される。本日よりオーストラリアとニュージーランド、19日には米国とカナダで上映が始まり、11月には韓国でも公開が予定されている。
一方、中国国内では反日感情の高まりが懸念されている。日本大使館は中国在住の邦人に対し、安全対策の徹底を呼びかけた。過去に邦人襲撃事件が発生した深センの日本人学校は休校措置をとり、上海や蘇州の日本人学校もオンライン授業に切り替えるなど、対応に追われている。
【編集:af】