【タイ】パタヤの寿司レストランを摘発=客に女体盛りを提供
パタヤ警察による摘発で、女体盛りに使われたテーブルも押収された。 画像（1枚）
　2015年2月6日、タイ東部チョンブリー県のリゾート地パタヤで、女性の裸体に寿司をのせて提供する女体盛りを出していたとして、軍と警察が共同で店舗の摘発を行なった。

【その他の写真：タイのネットに掲載されたレストランの広告写真(タイメディアより)。
】

　今年1月中頃、タイ字ニュースサイトにパタヤの「東京キッズ」という日本食レストランが女体盛りの写真を使った広告を出した。その写真は、瞬く間にネットで話題となり、不適切だとして、女性の権利保護団体も警察などへ捜査を要請するほどになった。

　今回の摘発は、そうした一般市民からの苦情を受けて行なわれた側面が大きい。しかし、同店は話題が大きくなったことで女体盛りのサービスを中止。オーナーのオーストラリア人も国外へ出国していた。

　警察による摘発の日、国外にいたオーナーからは、同店のマネージャーに、しばらく営業を休むように指示をされていたという。このため、店で管理していた監視カメラ映像などを没収。今後詳細な捜査を進める。

　この「東京キッズ」は南パタヤに位置し、主に中国人ツアー客や欧米人観光客で賑わっていた。女体盛りは、事前に予約を受けた時のみ女性には2000バーツ(約7500円)の日当を出して、特別に提供していたという。

　今回の摘発を受けて、女性の権利保護を訴える団体関係者は、「女性の尊厳と権利を踏みにじる商業的行為であり、タイの風習にも著しく馴染まないもの。この摘発により、こうした行為が再び行なわれないことを願いたい」とのコメントを発した。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】
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