【その他の写真:PCR検査採取の様子(Linyiの隔離ホテル)】
中国では、今年に入って、肛門PCR検査が行われるようになった。綿棒を挿し込むだけ、10秒の我慢だそうだ。これは中国人だけでなく、新たにで中国に入国する日本人にも適用される。
喉のPCR検査で陰性になっても、肛門で測定し直すと陽性になる確率が高く、擬陽性状態の場合、長期間見守ることができるからだと言う。さらに、鼻や喉の症状は全くでない無症状と呼ばれる人たちも、胃腸の中で症状が進行している場合もある。そんな場合は、鼻よりも肛門の方が、より速く陽性反応を出すことができる。どうしても、綿棒が挿せない人は…検便で対応する場合もあるらしい。
中国では国内感染ゼロを目指している。感染者の見落としが一番怖いところだ。検査の精度を上げるために、喉と肛門、二刀流での検査。
肛門PCR検査では、胃腸内にまだ生きているウィルスが存在するのと、分解されてしまったウィルス遺伝子を発見できるという二つのメリットがある。
この検査方法は、全世界にも広がるのだろうか。…ちなみに、蟯虫検査の検便時の翌朝のポキールはしないのだろうか。より強固な検査になると思われるが。
【編集:fa】