広い湯船でお湯につかってのんびり…今も昔も、人気の旅行先といえば温泉。連休に泊まりで週末に日帰りでと、気軽に楽しめるところも魅力です。
そこで今回の「goo+dランキング」は注目度の高さから見た人気温泉地ランキングを作成。さあ、一番人気はどこでしょうか?

温泉に対する意識はライフステージで変化

ランキングの前に、まずは「dメニュー」の検索ログ(2019年1月22日~2020年1月23日)から、キーワード「温泉」が含まれる検索数を世代別と性別で見てみましょう。最も関心が高いグループは「65歳以上の男性」&「55-64歳の女性」と、“温泉=シニア層”の基本イメージを裏切らない結果に。

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とはいえなぜか、「35-44歳の男性」&「45-54歳の女性」は数字が落ち込みます。女性向けガイドブックの充実ぶりからすると、女性は積極的な息抜きを好む傾向が強いように思えますね。また「35-44歳」は男女共に働き盛り&子どもがいる場合は家族旅行が楽しい年代と言えます。一人旅や友人との旅行、家族旅行など、女性が積極的にプランを立てているのかもしれません。

「45-54歳」は“第三者の都合”が大きな比重を占めがち。「成長した子どもが家族旅行を好まない」や「友人と出かけづらい」、「いまさら配偶者と二人で行くのも微妙」などなど。また、未婚者も含めて「友人とテンポや価値観が合わなくなった」や「老親を置いて出かけられない」、「老後に向けて倹約」といった状況も考えられます。

gooユーザーが注目する温泉地、1位は?

次は「goo」の検索ログ(2019年1月22日~2020年1月23日)を集計し、最も検索された温泉を調査。gooユーザーの注目度が高い人気温泉をランキングにしました。


老舗には人気の理由がある! gooユーザーが注目する温泉地、1位は?


関西で知らぬ者なし! 1位は「有馬温泉」
兵庫県神戸市の「有馬温泉」は、舒明天皇や孝徳天皇、豊臣秀吉にも愛されたという歴史的な名湯。大阪・神戸・京都などからのアクセスが容易なこともあり、人気温泉地として発展しました。日帰り温泉も人気のため、関西圏のお出かけといえば「有馬までドライブ」が定番の一つ。具体的な道順やグルメスポットなどを検索した人も多そうですね。

七湯めぐりで極上旅気分! 2位は「城崎温泉」
こちらもおなじ兵庫県の名湯です。七つの外湯施設をめぐる「七湯めぐり」が看板のため、浴衣姿で温泉街をそぞろ歩けば極上の旅気分が味わえるはず。…となると、「どの順番で回ろうか」「次はどこへ移動しようか」と位置などを調べたくなることも? 訪問前も訪問中も、検索したい情報がたくさんある温泉地と言えます。

漱石『坊ちゃん』にも登場! 3位は「道後温泉」
愛媛県の「道後温泉」は重要文化財の「道後温泉本館」が名物。インスタ映え必至のクラシックな外観&夏目漱石の『坊ちゃん』でもおなじみとあって、絶好の記念撮影スポットです。ただし、現在は2019年1月から始まった保存修理工事の真っ最中。「営業してる?」「修理はいつ終わる?」と、知りたいことはたくさんあります。また、歴史的建造物の工事だけに、プロジェクト自体への注目度も高いようです。
さっそく検索してみたくなりますね!

日帰りでも満足度が高い! トップ3の共通点は?

続く4位には岐阜県の「下呂温泉」、5位には山形県の「銀山温泉」と、西日本がベスト3を独占する結果に。いずれも「古くから栄えている温泉街」と「充実した外湯施設」、「歴史・文化史における知名度の高さ」が共通点といえます。日帰りでも十分に楽しめて、土地ならではのお土産もバッチリ、帰宅後は話のネタにもなるベスト3。人気の理由もうなずけます!

データ提供:dメニュー検索数集計結果より(期間:2019年1月22日~2020年1月23日)
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