暑い季節を迎えると、麺類を食べたくなる人が増えるでしょう。
冷やしラーメンやそうめん、そばなど種類が豊富なため、つい買いだめしたくなりますよね。
その際に気になるのが、賞味期限。期限ギリギリになった麺類を長く楽しむために、冷凍保存をしようと思ったことはありませんか。
麺類の冷凍保存はしてもいいの?
麺類及び関連食料品の製造と販売を行う、シマダヤ株式会社(以下、シマダヤ)。
同社が運営するウェブサイトの『お客様相談窓口』には、麺類の商品に関して「冷凍保存できますか?」という質問が寄せられたといいます。
シマダヤは問いに対し、以下のように回答しています。
A:ゆでめんと蒸しめんは、冷凍保存には向きません。どちらも水分が多く、家庭用の冷凍庫で冷凍した場合、氷の結晶がめんの組織を破壊してしまい、めん本来の食感が失われてしまいます。
一方、生中華めん類は水分が少なく、めんの組織を破壊するといった影響が少ないので冷凍保存ができます。ただし、生そば、生うどんは、冷凍しますと製品の状態によってはめんがほぐれにくくなったり、切れやすくなったりして、おいしくお召しあがりいただけない場合がありますので、おすすめはしていません。当社では、生中華めん類のみの冷凍保存をおすすめしています。
シマダヤ株式会社 ーより引用
前提として、生麺でないゆで麺、蒸し麺は冷凍に不向きです。含まれる水分量が多いため、家庭用の冷凍庫で保存すると本来の食感が失われてしまうといいます。
一方、生中華麺類は水分が少ないため、冷凍保存をしても問題はありません。
しかし冷凍保存が向いているのは、生中華麺類に限った話。生そばや生うどんは、冷凍することによりおいしさが損なわれるため、おすすめはできないといいます。
夏は特に麺類を多く買ってしまいがちな季節。賞味期限を気にしつつ、麺の種類に応じた適切な保存方法を実践したいですね。
[文・構成/grape編集部]