忙しい時や遅く帰ってきた時は、食事を作るのが面倒ですよね。特に野菜をカットする工程は手間がかかるもの。
では、野菜をあらかじめカットして冷凍保存してもいいのでしょうか。
本記事では、カットした生野菜の冷凍保存について紹介します。
生野菜を冷凍保存する際のポイント
農林水産省では『Let's ! 和ごはん』という、『和ごはん』を食べる機会を増やしてもらうためのプロジェクトを進めており、料理のお役立ちテクニックを紹介しています。
農林水産省のウェブサイトでは、以下の4つが生野菜を冷凍保存する時のポイントとのこと。
1.洗える野菜は流水で洗い、料理しやすい大きさに切る。
2.キッチンペーパーではさんで軽く叩くようにして、余分な水気をふき取る。
3.冷凍保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて口を閉じたら、厚みを平らにならす。
4.アルミのバットなどの金属トレーにのせて冷凍庫へ。
生野菜の冷凍で重要なのが『できるだけ素早く冷凍すること』です。そのため、熱伝導のよい金属トレーを用いるのがおすすめ。
また、就寝時など、冷凍庫の扉を開閉しない時間帯に冷凍すると、効率がアップします。
冷凍に不向きな野菜は…?
『ほとんどの野菜が生で冷凍可能』とのことですが、不向きな食材もあることを知っていますか。
例えば、このような野菜が挙げられます。
・ホウレンソウ、山菜、タケノコなど、下ゆでしてあく抜きをする必要がある野菜。
・レタスなどサラダに使う葉物野菜。
あく抜きをする必要がある野菜は、冷凍するのであればゆでてから冷凍。
サラダに使う葉物野菜は、食感が悪くなるため冷凍保存には適していません。
ちなみに、「野菜の冷凍保存期間は3週間が目安」とのことなので、期間内に使い切るようにしましょう。

※写真はイメージ
野菜をカットして冷凍保存しておくと、料理の手間が減って時短につながります。
ただし、誤った方法で冷凍するとおいしさを損なうことがあり、そもそも冷凍保存に適さない野菜もあります。
これらの注意点を踏まえて、上手に野菜を冷凍保存してみてください。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]