ワサビやカラシなど、使いやすくて便利なチューブタイプのスパイス。
商品にもよりますが、一般的に未開封の状態であれば『賞味期限』は約1年としているものが多くあります。
しかし、開封後はどのくらいの期間を目安に使い切るといいのでしょうか。
開封前と開封後の取り扱いに注意!
ハウス食品株式会社では、開封後のチューブタイプのスパイスは、以下の保存方法を推奨しているといいます。
香りや辛みを保つために、チューブ内の空気を抜いてからキャップをきっちりと閉めて、冷蔵庫で保存してください。
ちなみに、未開封の場合は冷蔵ではなく、常温保存で問題ありません。ただし、直射日光が当たったり、高温多湿になったりしないよう、置く場所には注意してください。
ハウス食品が推奨する方法で保存した場合、使用期間の目安は以下の通りです。
ワサビ、カラシが約3か月、辛子明太子ペースト、たらこペーストは2週間以内です。
そのほかのショウガ、ニンニク、柚子こしょう、もみじおろし、つぶ入りマスタード、ホースラディッシュ、しそ梅、大根おろし、きざみ青じそなどは約1か月です。
上記はあくまで目安のため、開封後はできるだけ早く使い切るようにしましょう。

※写真はイメージ
ちなみに、賞味期限は袋や容器を開封しておらず、正しく保存した上での『おいしく食べられる期限』。期限を多少すぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
消費期限は袋や容器を開封しておらず、正しく保存した上での『安全に食べられる期限』。消費期限をすぎた場合は、食べないようにしてください。
チューブタイプ以外の保存方法は?
チューブタイプ以外のパウダー・ホールスパイスの保存については、このようなアドバイスがありました。
キャップをしっかりと閉めて、冷暗所、できれば冷蔵庫で保存してください。
使用期限は一概にいえませんが、色あせたり、香りが弱くなったりしたスパイスを使い続けるのは、風味が変わっているのでおすすめできません。
また、調理中などに湯気の上がっている鍋に直接スパイスを瓶から振り入れると、湿気る原因になるのでご注意ください。

※写真はイメージ
チューブタイプのスパイスの箱や製品本体に記載されている賞味期限は、未開封の状態でのもの。開封後は常温から冷蔵に保存環境が変わるため、保存時にはより注意が必要です。
ハウス食品株式会社のアドバイスを参考に、開封後はできるだけ早く使い切るようにしましょう。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]