削り節や缶詰などの加工品でもおなじみの魚、カツオ。旬は春と秋の2回あり、カツオのたたきなどで食べる機会も多いですね。
そんなカツオのたたきに「何を付けようか」と、迷ったことはありませんか。
本記事では管理栄養士である筆者が、カツオの栄養価や調味料について紹介します!
カツオは季節によって栄養価が違う
文部科学省の『食品成分データベース』によると、生のカツオの春獲りと秋獲りの可食部100gあたりの栄養価は、以下のようになります。
エネルギー:春108kcal、秋150kcal
たんぱく質:春25.8g 、秋25.0g
脂質:春0.5g、秋6.2g
春に獲れる初ガツオは脂質が少なく、さっぱりとしているのが特徴。一方、秋に獲れる戻りガツオは脂質が多く、濃い味わいです。
春獲り、秋獲りともにカツオは筋肉や皮膚、髪など身体をつくる材料になるたんぱく質が多く含まれています。
エネルギーを抑えつつ、たんぱく質をしっかり摂りたい人にとって、初ガツオは嬉しい食材ですね。
ぜひ栄養価の違いも意識しながら、旬のおいしさを楽しんでみてください。

カツオのたたきにつける調味料
カツオの表面のみを炙って冷ましたカツオのたたきには、いろいろな薬味や調味料を付けて食べるとおいしいですよね。
代表的な調味料である醤油と、ポン酢醤油(以下、ポン酢)の違いを解説します。
醤油は、大豆、小麦、塩などから作られる発酵食品で、うま味や甘味などによる奥深い味わいがあります。
ポン酢醤油は、醤油に酢や柑橘の果汁、だしなどで味付けした調味料で、さわやかな香りや酸味を楽しむことができます。

左:醤油、右:ポン酢
文部科学省の『食品成分データベース』によると、それぞれの100gに含まれる食塩相当量は以下の通りです。
食塩相当量:醤油14.5g、ポン酢7.8g
※醤油=濃口醤油、ポン酢=ポン酢醤油(市販品)
醤油のほうがポン酢に比べて、塩分が倍近く含まれていることが分かります。
食塩の成分の一部であるナトリウムは、生命活動の維持に欠かせないミネラルですが、摂りすぎるとむくみや高血圧になりやすくなります。
日本人は塩分摂取量が多い傾向があるので、気を付けたいところです。
ポン酢のほうが食塩相当量が少ないですが、量をたくさん使えば、当然塩分摂取量も多くなります。逆に、きちんと計量して醤油を使えば、塩分の摂りすぎを防ぐこともできます。
使う量に気を付けて、好みの味わいでカツオのたたきを楽しんでみてくださいね。

おすすめのちょい足しアレンジ!
さっぱりとした味わいのカツオのたたきには、以下のような調味料を足してみてはいかがでしょうか。
マヨネーズ
マヨネーズをかけることで、コクとまろやかな酸味が加わっておいしいですよ。

ごま油
ごま油の風味が加わることで、食欲を刺激するおいしさになります!

マヨネーズもごま油も脂質を多く含み、摂りすぎはよくありません。しかし、脂質は効率のよいエネルギー源であり、脂溶性ビタミンの吸収をよくするなどのメリットもあります。
また、どちらも料理にコクや風味などを加え、減塩にも役立てられるので、うまく取り入れてみてはいかがでしょうか。
筆者のブログやInstagramでは、ほかにも食にまつわる情報を発信しているので、気になった人は覗いてみてくださいね!
ブログ:食育ノススメ
Instagram:akiyo_koizumi
[文・構成/grape編集部]

フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。