レンコンやジャガイモは、加熱した時のほくほく感が魅力。しかし、料理によっては「シャキッと食感に仕上げたい」という時もありますよね。
実は、ゆでた後にできるだけ水分を飛ばす以外にも、シャキシャキとした食感に仕上げる方法があるのです。
本記事では、調味料メーカーである株式会社Mizkan(以下、ミツカン)の回答を参考に、レンコンやジャガイモをシャキッとゆで上げる方法をご紹介します。
レンコンやジャガイモは『お酢』とゆでるとシャキシャキに!

※写真はイメージ
レンコンやジャガイモをゆでる際に『お酢』も加えると、シャキシャキとした食感になるのだとか。
ミツカンが紹介する、シャキシャキ食感に仕上げるためのゆで方は以下の通りです。
じゃがいもは水500㎖にお酢小さじ1を入れてゆでるとシャキシャキになります。
レンコンサラダにするときは水600㎖にお酢大さじ1を入れてゆでるとれんこんが白くシャキシャキに仕上がりおすすめです。
ミツカン ーより引用
お酢を入れるとシャキシャキに仕上がる理由は、レンコンやジャガイモに含まれる『ペクチン』という成分とお酢の関係にあります。
ペクチンは植物の細胞をつなぎ合わせる役割があり、野菜のシャキシャキとした食感を出すうえで大切な要素です。
通常、ペクチンは高温になると分解されてしまうため、ゆでたり焼いたりと加熱調理されることで、シャキシャキ食感がなくなり、やわらかくなります。
しかし、ゆでる際にお酢を使うとペクチンの分解が抑制されるので、シャキシャキ食感が残るのです。
『モヤシ』もおすすめ
ジャガイモやレンコンのほかに、モヤシをゆでる時にもお酢を足すとシャキッとした食感になるそう。
たっぷりのお湯を沸騰させて、モヤシ1袋に対してお酢大さじ2分の1杯と塩ひとつまみ程度を加えて、1分ほどサッとゆでましょう。
料理に合わせたゆで方を
お酢といえば、酸味を加える調味料というイメージですが、食材の食感を残す効果も期待できます。
ぜひ本記事で紹介したゆで方を試して、野菜の心地いい食感を楽しんでみてください。
[文・構成/grape編集部]