玄関や廊下の印象を左右する、玄関マット。インテリアとしてだけでなく、ほかにもさまざまな役割があるアイテムです。

インテリア製品を取り扱う、BDコーポレーション株式会社が運営する『ボー・デコール オンライン』では、玄関マットの役割や選び方、お手入れ方法を紹介しています。

選び方やお手入れ方法を知って、家の『顔』である玄関の環境を整えましょう。

玄関マットの役割と選び方のコツ

玄関マットには『屋外用』と『屋内用』があります。

屋外用玄関マットの役割は土や泥、砂などを落とすこと、屋内玄関マットの役割は足元のホコリや湿気を取り除き、床を保護することです。

屋外用と屋内用では選ぶ時のポイントが異なるので、購入する前に確認しておきましょう。

屋外用玄関マット

屋外用玄関マットは、ドアの開閉を妨げない厚さのものを選ぶことが大切です。

形状は長方形が主流で、縦と横の長さの比率によって印象が変わるので、玄関全体のバランスを考えましょう。

素材は、縄やココナツ繊維などの天然繊維、ナイロンやポリプロピレンなどの合成繊維のほか、ラバー、ビニール、ワイヤー素材もおすすめです。

清潔感を出したいなら、色にも注目。汚れが目立ちやすい淡い色は避けて、濃い色を選んでみてください。ドアやタイルの色と調和する色を選ぶと、統一感も出せるでしょう。

お手入れのしやすさも重要です。

目詰まりしにくく汚れが落としやすいか、水切れがよく乾きやすいか、雨風や紫外線にも耐える耐久性があるかをチェックしてください。

屋内用玄関マット

屋内用玄関マットは、設置場所に適したサイズを選びます。

スペースが限られる場合は、圧迫感をなくすために廊下の幅よりも少し小さめのサイズにするのがいいでしょう。

形は、長方形や正方形、円形など種類が豊富。つい形だけを見てしまいがちですが、素材も同じくらい大切です。

屋内用の素材は大きく分けて、『天然素材』と『化学繊維』の2種類。

代表的な天然素材は、コットンやウール、レザー、シルクで、化学繊維にはアクリルやナイロン、ポリプロピレン、ポリエステルがあります。

化学繊維は静電気が起こりやすく、汚れが付きやすいものの、安価で買い替えやすいのが魅力です。

洗濯機で洗えるタイプを選べば、常に清潔な状態を維持しやすいでしょう。

撥水加工タイプやホコリをキャッチしやすいウール素材など、実用的な観点から選ぶのもおすすめです。

玄関マットのお手入れ方法

「正直、飾りだと思ってた」 玄関マットの役割に「目からウロコ」「すぐ取り入れる」
夜の玄関ポーチの写真

※写真はイメージ

屋外用玄関マットは水洗い可能な素材が多く、お手入れは比較的簡単。

掃除機や粘着テープで表面の汚れを取り除きましょう。泥汚れが付いている場合は、マットをたたいたり振ったりして落としてください。

水やぬるま湯で全体をぬらし、必要に応じてブラシでこすり洗いをします。汚れがひどい時には中性洗剤を使いましょう。

屋内用玄関マットは、ホコリや細かいゴミがたまりやすいので小まめなお手入れが必要。

掃除機を使用する際は、縦横90度に十字を書くようにすると効率よく吸い取ることができます。


ボー・デコール オンライン ーより引用

掃除機をかけた後に、乾拭きしたりブラッシングで毛並みを整えたりするとより丁寧です。

毛足の長いマットは、ブラッシング後に浮いてきたホコリも取り除いておきましょう。

汚れが目立つ時は、手洗いもしくは専用の洗剤を使います。洗濯できない玄関マットもあるので、必ず洗濯表示を確認してください。

水洗いができない場合や汚れが落ちない場合は、無理してお手入れしようとせず、専門業者にクリーニングを依頼するのがおすすめです。

玄関マットは、求める役割や置く場所の広さ、雰囲気によって選ぶポイントが変わります。本記事の情報を参考に、自宅に合った玄関マットを選びましょう。

[文・構成/grape編集部]

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