米の高騰化が叫ばれる昨今。低価格で安定しているパスタを食べる機会が増えたという人は多いのではないでしょうか。
パスタはゆでた後に味付けをしますが、ゆでてから調理までに時間がかかると、冷めてくっついてしまうことがあります。
くっつきにくくなる方法はないかとネットで探していると、簡単ですぐに試せそうな裏ワザを見つけました!

本記事で使用するのは『牛乳』。鍋にお湯を沸かし、そこに大さじ1杯の牛乳を加えるというものです。
「お湯に牛乳…?」と思いましたが、チャレンジしてみましょう。

お湯と牛乳を沸かした後は、袋の表示に従ってパスタをゆでていきます。
比較のため、お湯のみと、牛乳を入れたお湯の2パターンでパスタをゆでました。
牛乳入りのほうは、見た目が少し濁っていますが、牛乳のにおいはほとんどしません。

以下、左がお湯だけでゆでたもの、右が牛乳入りのお湯でゆでたものです。
ゆでてから15分ほど置いた状態で、それぞれのくっつき具合を比較してみましょう。

まずはお湯のみでゆでたパスタ。フォークで何本かすくい上げてみると、全体がくっついてからまってしまうのが分かります。
持ち上げたパスタの下のほうを見ると、かなりくっついてしまっていますね。

続いて、牛乳入りのお湯でゆでたパスタ。
同様に数本引き上げてみると、パスタ同士がスルスルとほどけます。
下のほうも固まっておらず、この違いには驚きました。
とても不思議ですが、牛乳入りのお湯でゆでることで、パスタがコーティングされ、くっつく原因となるデンプンの流出を抑えてくれるのだそうです。

それでは、牛乳入りのお湯でゆでたことによって、味に変化はあるのでしょうか。
今回はパスタの味がよく分かるように、シンプルな『ペペロンチーノ』を作って試してみました。
食べてみたところ、パスタからは牛乳のにおいも味もまったく感じられず、普通のお湯でゆでた場合と味に差はありませんでした。
どうしても気になる人は、クリーム系のパスタにしたり、ちょっと味付けを濃いめにすれば問題ないでしょう。
ただし、少量とはいえ牛乳を使用するので、乳製品にアレルギーのある人は注意してくださいね。

大さじ1杯の牛乳を入れるだけで、パスタがくっつきにくくなる方法。
これからは、パスタがくっついてイライラすることも減りそうです!
パスタをよく食べるという人は、試してみてはいかがでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]