毎日きれいに掃除しているつもりでも、細かい部分の汚れをつい見落としてしまう人も多いでしょう。

特に水栓まわりは汚れがたまりやすく、気が付かずそのままにしていると、頑固な汚れになってしまうこともあります。日頃から汚れを確認して、こまめにお手入れすることが大切です。

本記事では、Instagramで掃除術を多数発信している、しーや(cya_kurashi)さんが紹介する、水栓の掃除方法を解説します。

※動画はInstagram上で再生できます。

キッチン内で盲点になりやすい場所

シャワーヘッドの裏側を見てみると、白く固まった汚れがびっしり付着しています。汚れの正体は『水垢』です。『水垢』は、水道水に含まれるミネラル分が蓄積、乾燥してできます。

キッチンの蛇口をビニール紐でゴシゴシ 目にしたものに「背筋が凍る」
シャワーヘッドの裏の水垢

しーやさんが紹介する水栓掃除の方法は、『クエン酸』と『重曹』を使う方法。どちらも100円ショップで購入できます。

水栓の素材によっては変色や傷の原因になることがあるため、事前に取り扱い説明書を確認してください。

また、『クエン酸』や『重曹』に素手で長時間触れていると、肌荒れを起こす可能性があります。掃除の際は、ゴム手袋を着用しましょう。

キッチンの蛇口をビニール紐でゴシゴシ 目にしたものに「背筋が凍る」
クエン酸と重曹

ボウルに約40℃のお湯を注ぎ、スプーン1杯ぶんのクエン酸を加えて、よく溶かしてください。

キッチンの蛇口をビニール紐でゴシゴシ 目にしたものに「背筋が凍る」
ボウルにクエン酸を入れる

水栓のパーツを分解してボウルに入れて、15分間浸けます。

水栓の分解方法やバラバラにできる範囲は、メーカーや種類によっても異なるため、取り扱い説明書を確認のうえ、問題ない範囲で作業してください。

キッチンの蛇口をビニール紐でゴシゴシ 目にしたものに「背筋が凍る」
パーツをバラバラにして浸ける

パーツを浸けている間に、水栓ハンドルの隙間を掃除しましょう。

ビニール紐の両端を握り、隙間に入れたらゴシゴシと左右にこすってみてください。

キッチンの蛇口をビニール紐でゴシゴシ 目にしたものに「背筋が凍る」
隙間を掃除する

ふきんやブラシでは届かない奥のほうまで、汚れをかき出して落とせます。

キッチンの蛇口をビニール紐でゴシゴシ 目にしたものに「背筋が凍る」
汚れが取れた様子

15分経ったら、パーツの掃除に戻りましょう。

ボウルにスプーン1杯ぶんの『重曹』を入れてください。すると、シュワシュワと発泡します。

泡がある程度収まったら、水栓のパーツを歯ブラシでこすって水で洗い流しましょう。

キッチンの蛇口をビニール紐でゴシゴシ 目にしたものに「背筋が凍る」
泡立っている様子

元通りにセットしたら、無印良品で税込み299円で販売されている、『水回りの汚れ用 掃除シート』を水で濡らして、軽くこすれば掃除は完了です。

キッチンの蛇口をビニール紐でゴシゴシ 目にしたものに「背筋が凍る」
無印良品の水回りの汚れ用 掃除シート
キッチンの蛇口をビニール紐でゴシゴシ 目にしたものに「背筋が凍る」
ピカピカの水栓

お手入れする際の注意点は?

こすっても落とせない水垢が簡単に落とせるようになるのは、『クエン酸』の作用によるものです。

酸性の性質を持つ『クエン酸』が、アルカリ性の性質を持つ水垢汚れを中和して落としやすくします。

さらに、『クエン酸』が溶けた水に『重曹』を入れることで発生する二酸化炭素が、頑固な汚れも自然に浮き上がらせるそうです。

しかし、頑固な汚れの場合は、『クエン酸』に浸けただけでは落としきれない可能性があります。定期的に汚れの状態をチェックし、悪化する前に対処するのがおすすめです。

盲点になりやすいシャワーヘッドの裏は、しーやさんが紹介するお手入れ方法で簡単にきれいにできます。

自宅のシャワーヘッドを掃除する際は、ぜひ試してみてください。

[文・構成/grape編集部]

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