カレーの定番の具として挙げられる、ジャガイモ。入れるとおいしいですが、煮込んでいると、煮崩れて溶けてしまうことがありますよね。
ジャガイモの煮崩れを防ぐ方法はあるのでしょうか。
カレールウのメーカーとして有名なハウス食品株式会社(以下、ハウス食品)に取材しました。
煮崩れしにくいジャガイモとは?
ハウス食品によると「ジャガイモの品種によっても煮崩れしやすさは異なる」とのこと。
これは『粉質』『粘質』の程度が品種によって違うからです。
ハウス食品では以下の図で、品種による違いを説明しています。

画像提供:ハウス食品株式会社
粘質のジャガイモのほうが煮崩れしにくいといい、煮崩れしにくいジャガイモの代表格は『メイクイーン』。粉質で煮崩れしやすいのは『男爵いも』です。
しっかり煮込みたいという場合には『メイクイーン』など、煮崩れしにくい品種を選ぶといいですね。
煮崩れしにくい切り方
煮崩れしにくいようにするには、切り方についても注意すべきです。
ハウス食品からは、このようなアドバイスがありました。
ひと口大に切るのが基本です。どんな品種のジャガイモを使う場合も、比較的煮崩れしにくく、ジャガイモの味がしっかり感じられる基本の切り方です。

※写真はイメージ
さらに、ジャガイモを炒める時にも重要なポイントがあるそうです。
ジャガイモを炒める際に、しっかりと油をまわし表面をコーティングすることで、水分が染み込みにくくなり、煮崩れを防止できます。
少し大きめにカットすることや、煮込む時にかき混ぜすぎないのもポイントです。
「ジャガイモは好きだけれど、カレーに入れると煮崩れしてしまう…」と残念に思っていた人は、ハウス食品がおすすめする方法を実践してみてください。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]