漬物は日持ちするものが多いですが、ついつい買いすぎてしまったり、食べきれなかったりすることもあるでしょう。
その場合、少しでも長持ちさせるために、冷凍庫で保存したくなりますが、凍らせても大丈夫なのでしょうか。
本記事では『岩下の新生姜』で有名な漬物メーカー、岩下食品株式会社(以下、岩下食品)協力のもと、漬物の冷凍が可能かを紹介します。
漬物は冷凍保存は可能なのか、岩下食品に聞いた!
岩下食品によると、漬物の冷凍保存は推奨できないとか。
漬物を冷凍すると、本来のパリッとした食感が失われ、風味、味が低下する場合があります。
冷凍すると、野菜の内部に含まれる水分が膨張。その結果、解凍の際に水分が流れ出てしまい、旨みや風味が損なわれ、味が落ちてしまうといいます。
漬物本来のおいしさを十分に味わうには、冷凍保存は避けるべきでしょう。
とはいえ、冷凍保存すること自体は可能なのだそう。岩下食品は次のような方法をおすすめしています。
漬け液をよく切り、水分をできるだけ抜きます。フリーザーバッグなどに入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍しましょう。
解凍する場合は、食べる前日に冷蔵庫に移し、ゆっくり解凍してください。急速に解凍すると、食感を損ねる場合があります。
水分を切ることと空気をしっかり抜くこと、さらにゆっくり解凍することが大切です。
また、「冷凍した場合は品質が変化することがありますので、できるだけお早めにお召し上がりください」とアドバイスもありました。
解凍した漬物は、そのまま食べるのはもちろん、和え物や炒め物にアレンジしてみると、いつもとは違った味わいを楽しめるかもしれません。

※写真はイメージ
積極的に推奨はできないものの、漬物を冷凍保存することは可能とのことでした。
基本は冷凍せずに、消費期限内においしく食べ切ったほうがよさそうですね。
もし買いすぎて食べきれなかった場合には、岩下食品が紹介するポイントを踏まえて冷凍してみましょう。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]