『マーボといったら丸美屋』でおなじみの、丸美屋食品工業株式会社(以下、丸美屋)が、2025年8月に販売した新商品『カップdeごはん いざ米(まい)る 麻婆豆腐ごはん(以下、麻婆豆腐ごはん)』。
お湯を注ぐだけで、おいしい麻婆豆腐ごはんが楽しめる手軽さが魅力的な商品です。
これだけで食べてももちろんおいしいのですが、アレンジしても楽しいですよ。
本記事では、管理栄養士の筆者がおすすめする『ちょい足しアレンジ』を紹介します!
丸美屋『麻婆豆腐ごはん』に加えたい食材3選
まずは『麻婆豆腐ごはん』を商品のパッケージに記載通り作ります。
ごはんを開封前にもみほぐしましょう。

次にごはん、スープを順にカップに入れて全体を混ぜてください。

そこへ熱湯を内側の線まで注ぎ、約15秒かき混ぜます。

蓋をせず5分待ったら、再びかき混ぜてでき上がりです。
仕上がりは、リゾットや雑炊のような見た目。お米がふっくらとしていて、きちんとごはんを食べている満足感があり、辛味と豆腐の柔らかな食感もおいしい商品です。

筆者は中辛を使いましたが、お好みで辛口でもよいでしょう。

ちなみに、辛口はしびれる辛さがよく効いていて、こちらもおいしかったです。

温玉
1つ目に紹介するのは『温玉』です。でき上がった『麻婆豆腐ごはん』に温玉を1つのせます。


卵を崩しながら食べてみると、ピリ辛でおいしい麻婆豆腐にまろやかな温玉がよく合います!
『麻婆豆腐ごはん』の味わいと卵のおいしさ、両方をしっかりと味わえました。
お好みで、温玉ではなく生卵にしてもよく絡んでおいしそうです。

卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養素を含む栄養価の高い食品。筋肉や臓器、皮膚、髪など私たちの身体をつくる材料になるたんぱく質を多く含んでいます。
手軽においしくて良質なたんぱく質を摂取したい時は、卵をトッピングしてみてはいかがでしょうか。
納豆
2つ目は納豆です!温玉と同様に、でき上がったところに納豆をのせました。


全体を混ぜて食べてみると、納豆と麻婆豆腐が絶妙に合っておいしいです!
納豆でボリュームアップして食べ応えもあるので、満足感があります。納豆好きの人はぜひ試してみてください。

納豆は筋肉や臓器、肌や髪など身体をつくる材料になるたんぱく質や、丈夫な骨を作るために欠かせないビタミンKが多く含まれています。
また、発酵食品であり食物繊維を多く含む納豆は、腸内環境を整える『腸活』におすすめの食品です。
食物繊維は便秘の解消に欠かせませんが、腸内で善玉菌のエサになって善玉菌を増やすためにも役立ちます。
チーズ
最後におすすめするのはチーズです!

チーズは加熱用ではなく、サラダ用やトッピング用など、加熱しなくても食べられるタイプを使っています。

でき上がったところにチーズを20gをのせました。

食べてみると、チーズのコクが加わりマイルドな味わいで、洋風のリゾットのようになりました!
辛い味が苦手な人にも食べやすそうですよ。

チーズからは、丈夫な骨や歯をつくるために欠かせないカルシウムを摂ることができます。
日本人はカルシウムが不足しがちなので、食事に工夫して取り入れていけるとよいでしょう。
また、チーズは善玉菌の1つである乳酸菌を含む発酵食品で、腸内環境を整えるためにも役立ちますよ。

そのままでもおいしい『麻婆豆腐ごはん』。手軽に『味変』を楽しめるだけでなく、追加する食材によって、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素も摂ることができます。
仕上げに卵や納豆、チーズを加えるだけで、おいしく栄養価をアップできるので、試してみてはいかがでしょうか。
[文/小泉明代 構成/grape編集部]

フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆・撮影、調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。
⇒ブログ、Instagram、X。grapeにて『今日のごはん、何にする?』を連載中。