秋は防災シーズンです。温暖化の影響で水害が多くなっており、これまでにない大規模な災害に襲われるかもしれません。
災害時には意外なものが役に立つことがあります。例えば、アルミホイルは、災害時にあると便利なアイテムであるとご存じでしょうか。
『サンホイル』でおなじみの、東洋アルミエコープロダクツ株式会社にアルミホイルの活用法を聞きました。
災害時にも使える!アルミホイルの活用法
災害時には水道、電気などのライフラインが途絶するかもしれません。断水すると、食器や調理器具を洗えなくなって困りますよね。
このような時には、フライパンにアルミホイルを敷いて調理するのがおすすめ。フライパンだけでなく、食器も覆っておくとよいですよ。

画像提供:東洋アルミエコープロダクツ株式会社
アルミホイルを取り替えればいいので、フライパンを洗うことなく使え、節水につながります。
ただし、油の多い食品を調理する際には発火の危険性があります。アルミホイルの耐加熱は660℃で、直火に当たると燃えることがあるため、十分注意してください。
また、アルミホイルに食材がくっつくことがありますので、火力には気をつけましょう。

※写真はイメージ
また、アルミホイルにはニオイを遮断する保香性があります。
例えば、災害時に利用する携帯トイレなどをアルミホイルで包めば、臭い漏れの防止になります。
東洋アルミエコープロダクツによれば、「実際、弊社の社員にも防臭のために、外出時におむつを包んでいたという声もあります」とのこと。完全に防臭できるわけではありませんが、災害時に覚えておくと便利でしょう。

画像提供:東洋アルミエコープロダクツ株式会社

画像提供:東洋アルミエコープロダクツ株式会社
包む際はアルミホイルが破れないように注意してください。同社からは「防臭のために小さなものを包む際は、密閉性の高い『コの字包み』を推奨します」とアドバイスがありました。
『コの字包み』の方法は以下の通りです。

画像提供:東洋アルミエコープロダクツ株式会社
熱伝導性・保香性などの優れた特性がある、アルミホイル。災害時にも役立つアイテムなので、もしもの時に使えるよう、常備しておくといいかもしれませんね。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]