2025年9月11日、俳優の杏さんが自身のYouTubeチャンネルを更新し、日本のある地方の現実をレポートしました。
同年7月30日に、ロシアのカムチャツカ半島付近で大規模な地震が発生。
日本の広範囲に津波注意報や警報が出され、実際に津波が押し寄せたことは記憶に新しいでしょう。
その津波の影響で、宮城県気仙沼市は大打撃を受けていました。
津波で牡蠣養殖が大打撃!気仙沼の悲鳴を杏が緊急レポート
夏休みに家族旅行で気仙沼を訪れた杏さん。
気仙沼は、津波の影響で牡蠣養殖が大打撃を受けたといいます。
杏さんは、「被害が深刻な現地の状況を多くの人に知ってほしい」と、急遽取材をすることを決意しました。

漁船に乗り込み、牡蠣の養殖をしているカネキ水産の小松涼太さんの案内のもと、被害の現場へ向かいます。
牡蠣は、竹で作られたいかだに稚貝を吊るして海中で養殖するのだとか。
本来は、牡蠣を収穫しやすいように数十基もの牡蠣いかだが一直線に並んでいるのですが、杏さんの目に映ったのは乱れてバラバラになってしまったいかだや、転覆したいかだでした。
さらに、海中には無数の牡蠣いかだが沈んでいるそうです。
小松さんは「津波は、跳ね返ることで何度も被害を与えるんです」と話し、津波注意報が出された日の3~4日後に沈んでしまったいかだもあるといいます。
地元の人でも、何波来たか分からないほどだったという津波。
一刻も早く元に戻さなければなりませんが、手がつけられないまま、繰り返し押し寄せる津波の被害は拡大していくばかりだそうです。
コメント欄には気仙沼の復興を祈る声が、たくさん寄せられています。
・こんなに被害があったとは知りませんでした。復興を祈っています。
・わずか数cmの津波でこんなことになるとは…。応援しています!
・なかなかこういう行動はできないのにすごい。発信、ありがとうございます。
・影響がこんなにあったとは初めて知った。自然には勝てませんね。
・何も知らなかった…。津波の威力が恐ろしい。心が痛くなりました。
今回の津波によって、気仙沼では60基以上の牡蠣いかだが流失・転覆し、数千万円の損害が出たそうです。
「自然には敵わない。何もできなくて悔しくてしょうがない」という小松さん。
杏さんのレポートによって、気仙沼の現実を初めて知った人もいるでしょう。
気仙沼市役所は、支援の方法をウェブサイトで紹介しています。ふるさと納税など、自分ができる形で支援をしたいですね。
[文・構成/grape編集部]