見慣れない漢字でも意味を知ると、「なんだ、身近な言葉だったのか」と思うことはありませんか。
今回は、普段目にする野菜の意外と知られていない漢字を3つ紹介します。
意味が分かったらすごい!難読漢字の野菜3選
難読漢字の野菜:問題1
『萵苣』。
あなたはこの漢字がなんの野菜か分かりますか。
あまり見慣れない漢字かもしれませんが、サラダやサンドイッチなどに使われる定番の野菜です。
スーパーマーケットにも売られており、冷蔵庫に常備している人も多いでしょう。
さて、気になる正解は…。少し考えてから以下の答えを見てください。

※写真はイメージ
正解は、レタスです!
『萵苣』の読み方は『ちしゃ』といい、『乳草(ちちくさ)』と呼ばれていた言葉が変化したものです。
この呼び名は、レタスの切り口から白い乳状の液が出ることに由来しています。
難読漢字の野菜:問題2
次は、『大蒜』です。
なんの野菜か分かりますか。ヒントは、料理の風味をぐっと引き立てる、香りの強い野菜。
炒め物やパスタ、餃子など、さまざまな料理に使われます。
正解が気になりますね…。少し考えてからスクロールしてください。

※写真はイメージ
正解は、ニンニクです!
『大蒜』を『おおびる』と読んでいた時代もあり、小さな球根の『野蒜(ノビル)』と区別するために、『大蒜』と書くようになりました。
現代では『ニンニク(にんにく)』とカタカナやひらがなで書くのが一般的ですが、漢字の『大蒜』も知っておくと、豆知識として自慢できるかもしれませんよ。
難読漢字の野菜:問題3
最後の問題は、『和蘭芹』。
漢字だけを見て普通に読むと 「わらんせり」 となります。
「な、なんじゃそりゃ」と思うのも無理はありません。普段の生活では、読む機会も書く機会もほとんどないでしょう。
ヒントは、『芹(せり)』という漢字が使われているように、セリ科の植物であること。
料理の彩りや香り付けに使われるあの野菜…。もう分かりますよね。

※写真はイメージ
そう、正解はパセリです!
『和蘭芹』は、江戸時代にオランダ人が持ち込んだ植物であることを由来し、『オランダ=蘭』、『芹=セリ科の植物』という意味が組み合わさって名づけられました。
当時は、『オランダセリ』と呼ばれていたそうですよ。
いかがでしたか。
ほかにも、よく食べられている野菜の中には、「そうなんだ!」と思える漢字や、その名前にまつわる面白いエピソードがたくさんあります。
こうした漢字を知ると、スーパーマーケットや食卓で野菜を見る目が少し変わるかもしれませんよ!
難読漢字のクイズにもっと挑戦したい人は、こちらもご覧ください。
[文・構成/grape編集部]