2025年11月13日、東京都台東区の浅草寺で、ドラマ『Netflixシリーズ「イクサガミ」』の配信記念イベントが開催されました。

同ドラマは、同日より動画配信サービス『Netflix』で配信され、主演とプロデューサーを俳優の岡田准一さんが務めます。

イベントには、岡田さんをはじめ、計13名の豪華キャストが登場!

出演者の藤﨑ゆみあさん、清原果耶さん、東出昌大さん、染谷将太さん、早乙女太一さん、遠藤雄弥さん、岡崎体育さん、吉岡里帆さん、二宮和也さん、玉木宏さん、伊藤英明さんに加え、藤井道人監督がドラマの魅力や撮影の裏側をトークしました。

【全文レポート】岡田准一、まぶた切れても撮影続行! 『イクサガミ』の舞台裏がすごすぎた…!
撮影:grape編集部

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『イクサガミ』は同名小説を原作とした時代劇バトルアクション。明治の日本で、元人斬りの剣豪・嵯峨愁二郎が家族を救うため、デスゲーム『蠱毒』へ身を投じる様が描かれます。

本記事では、ファンが集まる中、約1時間おこなわれたイベントの様子をほぼ全文レポートします!

岡田准一らイベント出演者13名がコメント!

イベント開始直後、二宮さんが演じる謎の男・槐の声が響き渡り、『蟲毒』のスタートを宣言。

『蟲毒』の参加者に扮したエキストラたちが会場全体に散り、迫力満点の『LIVE殺陣アクション』がおこなわれました!

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目を離せない殺陣が続く中、客席の後列から岡田さんが物語のキーとなる『木札』を拾って登場!

続けて、出演者と藤井監督が客席の両サイドから現れ、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。

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はじめに、監督と出演者一人ひとりから、挨拶と作品に対する意気込みを語っていきます。

嵯峨愁二郎役/岡田准一

本作で主人公の嵯峨愁二郎役をはじめ、自身初となるプロデューサーとアクションプランナーを務めた、岡田さん。

日本でも世界でも売れる時代劇を、若い世代で作る」という強い思いで、制作に臨んだそうです。

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岡田:

より守りに入るのではなくて、攻めたものを作りたかったんです。

よりアグレッシブに、『モアストーリー性、モアキャラクター性、モアエモーショナル』っていうことを掲げて「世界に見せていくんだ」という気概を大事にすると、藤井くんしか考えられなかったんですよね。

2022年に『イクサガミ』の制作の話を聞いた時、岡田さんは「監督が藤井くんであることが絶対条件だった」と語ります。

藤井監督は、映画『余命10年』『ヤクザと家族 The Family』『新聞記者』などの話題作で高い評価を得ている実力派の映画監督で、岡田さんとは、2023年公開の映画 『最後まで行く』でタッグを組んでいました。

香月双葉役/藤﨑ゆみあ

猛者ばかりが集う『蟲毒』の参加者で、『最弱』と位置づけられる香月双葉役を演じた、藤﨑さん。

病床の母を救うべく奮闘する双葉を演じる上で、彼女の持つ『優しさ』を大切にしたと語ります。

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藤﨑:

どんな時も、双葉が『蟲毒』に入り込んだ原点である「母上を救いたい」という強い思いと、村のみんなのためにここに来たんだっていう覚悟を忘れずに演じました。

『蟲毒』の世界はとても過酷で、時には残酷な場面も多いんですけど、双葉はどんな時にも人を信じてまっすぐに向き合って、希望を持ち続けていました。

その姿は、ただの優しさだけでなくて、双葉にしかない強さだと私は感じていまして、自分自身と向き合いながら、一つひとつのシーンを大切に表現しました。

衣笠彩八役/清原果耶

愁二郎の義理の妹で、『京八流』を受け継ぐ剣士の衣笠彩八役は、清原さんが担当。

義理の兄への複雑な感情や、剣士としての葛藤を演じるにあたって、特に意識したことを話しました。

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清原:

彼女が生まれてからずっと追ってきた、強さへのさまざまな葛藤を大切に感じています。

彩八が発する言葉の一つひとつから感じる温度感を心に置いて撮影に臨みました。

柘植響陣役/東出昌大

『蟲毒』には、剣士だけでなく、さまざまな力を持つ者たちが参加します。

元伊賀忍者・柘植響陣役を務めた東出さんは、知略に長けた策士を演じるためにキャラクターの裏表を意識したそうです。

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東出:

響陣は、飄々(ひょうひょう)としてるんですけれども、実際には武術に長けていて強さもある。

彼の裏表みたいなところは、推理要素にもなると思うので、何を考えながら『蟲毒』に参加しているのかも一緒に楽しんでいただければと思います。

カムイコチャ役/染谷将太

アイヌの弓使いで、故郷を守るために戦うカムイコチャを演じる、染谷さん。

「子供と子供を守るものは殺さない」という独自の掟を持つカムイコチャを、染谷さんは、自分なりに解釈して演じたといいます。

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染谷:

カムイコチャは、命を尊く思っているキャラクターだと思います。

彼が、『蟲毒』に参加しなければいけない状況に陥っているっていう葛藤を大切にして、演じました。

化野四蔵役/早乙女太一

愁二郎の義理の弟で散り散りになった兄妹を探す、化野四蔵役の早乙女さん。

秘伝の『京八流』を受け継ぎ、最高の才能を持つ四蔵の魅力を引き立てるために、岡田さんと綿密に話し合ったそうです。

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早乙女:

岡田さんから「早乙女くんの特色を生かした殺陣を作りたい」と言っていただいて。

だから岡田さんとのシーンは、ほとんど2人で作らせてもらって、僕が「こういうのができます」とか「こういうのどうでしょうか」ってすり合わせをしていました。

祇園三助役/遠藤雄弥

四蔵とともに『蟲毒』に参加した祇園三助は、『京八流』の中でも兄弟愛が強いキャラクター。

演じた遠藤さんは、三助の中にある情や覚悟を演じる上で、印象的だったシーンを振り返りました。

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遠藤:

僕は『京八流』の絆を大事に演じました。

第3話の回想シーンで若かりし頃の兄弟が出てくるんですけど、そのメイクアップだったり、若かりし頃の兄弟の絆だったり、面白く見ていただいたらいいなと個人的には思います。

蹴上甚六役/岡崎体育

岡崎さんが演じる蹴上甚六も、『京八流』を受け継ぐ1人。

とてもクセのある人物を演じていて、岡崎さんは驚いたことがあると語りました。

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岡崎:

演じた後、キャストがSNSで発表された時に、原作を読まれていた人々から非常に驚きの声がありましたね。

おそらく原作と一番かけ離れたキャラクタリングをされているキャラクターなんじゃないかなと思います。

原作を読まれてる人は、ドラマで違った甚六を楽しめると思うし、ドラマから甚六を知った人は、「原作はこんなキャラクターやったんや」って2度楽しめるようなキャラクターになっていますよ!

嵯峨志乃役/吉岡里帆

愁二郎が『蟲毒』に参加するきっかけとなった、妻の嵯峨志乃を演じるのは、吉岡さん。

夫の帰りを待つ妻の思いを、丁寧に表現したといいます。

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吉岡:

戦うきっかけになる役でもありますし、愁二郎さんが戦って必ず生きて帰る理由にもならなきゃいけないキャラクターです。

私自身が誰よりも愁二郎さんを信じるっていうことを大事に演じました。

槐役/二宮和也

二宮さんが演じる槐は、『蟲毒』を運営する謎の男として描かれます。

『蟲毒』を支配するゲームマスターとして物語のキーとなる人物ですが、出演までにはどうやらひと苦労あったようで…。

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二宮:

僕は「もう勘弁してくれ」って言ったんですけど、プロデューサーから「どうしても出てほしい」と言われまして(笑)。

それで、現場に行かせていただいたら、すごい人たちばかりいて。

この人たちが一斉に僕を見て、僕の話を聞いてると思うと、とんでもない世界だなと思っちゃいました。

圧倒されたし、どこのカットを見ても主役しか映ってないということが、僕はすごく驚きでしたね。

なので、この作品に出演できて、幸せだなっていう風に思います。

菊臣右京役/玉木宏

『蟲毒』の中でも、ひと際異彩を放つ太刀使いの菊臣右京を演じる、玉木さん。

『公家の守護神』と呼ばれる元武士を演じるために、意識したことを語りました。

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玉木:

『蟲毒』の参加者で、もっとも正当派なんじゃないかなという思いで演じております。

そして、無骨と対峙するシーンもありますので、対比という意味で気品も大事にしようと思っていましたし、家を再興させるという強い思いで『蟲毒』に参加する…そんな思いで演じておりました。

貫地谷無骨役/伊藤英明

玉木さんの話にも上がっていた、貫地谷無骨役を演じるのは、伊藤さん。

戦いが生きがいで、愁二郎と因縁がある相手として描かれます。

『暴力の権化』と言っても過言ではない無骨を表現するために、原作の雰囲気を壊さないように意識したとか。

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伊藤:

原作者の今村翔吾先生が作った世界観を大事にしながら、時代劇の持っている独特の型みたいなのを崩しつつ、無骨が立っているだけで暴力のにおいがするということを意識していました。

藤井道人監督

出演者に続いて、藤井監督が配信初日を迎えた感想を率直に語りました。

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藤井:

岡田さんからいただいたバトンは、プレッシャーもあったんですけども、この場にいる素晴らしいキャストとスタッフと一緒に『イクサガミ』に携われたことが嬉しかったです。

アクションだったり、ドラマだったり、日本の美だったり、たくさんの魅力を去年1年間かけて詰め込んだつもりでございますので、今日から見てくださる観客のみなさまには、楽しんでいただければなと思っております。

岡田准一、瞼が切れるも?



『イクサガミ』で印象に残ったことは?

挨拶が終わったところで、『イクサガミ』の撮影の裏側や印象に残っているシーンを出演者と藤井監督で振り返ることに。

4つのトークテーマが展開されました。

岡田准一「日本の美を再発見してほしい」

1つ目は『何度でも見てほしい!私のお気に入りシーン』というトークテーマ。

まずは藤井監督に、アクション以外のお気に入りシーンを語ってもらいました。

藤井:

自分の中では、祭りですかね。

岡田さんからこの企画をいただいた時も「日本の美をしっかり伝えたい」ということを重視していました。

今日の舞台である浅草寺のように、仏閣や逆さ富士、祭りなどたくさんの日本の美というものを作品に込めました。

例えば、1周目はアクションに魅了された人々も、2周目で日本の美を再発見していただけるような作品になってくれたら嬉しいです。

岡田さんも、日常に溶け込む日本の奥ゆかしい部分を撮影で大事にしたといいます。

岡田:

時代劇では、当時の暮らしを映すのが、大事な要素だと思っていて、日常の中にある日本の美を特に意識しました。

第2話で双葉が神楽を舞うんですけども、彼女が舞う姿はとても美しいので見てもらいたいですね。

藤﨑さんも、第2話で神楽を舞うシーンは印象に残っているそうで「絶対に見てほしい場面です」とコメントしました。

司会者が「過去の日常が見えることが大事?」と聞くと、岡田さんはこだわりを持って次のように説明します。

岡田:

いい時代劇は、やっぱり暮らしが映ってるって勝手にイメージがあるんですよ。

夜の祭りで提灯が揺らめく日本的な美しさの中で、無骨が台風の目のように切り崩していくと、ギャップのある画が撮れるんですよ。

ワンカットごとに意味があるようなことを文化として映していこうというのは、すごく意識した現場でした。

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岡田:

撮影を通じて、僕ら自身も日本の美を再発見して、哲学を持ってちゃんと作り上げました。

時代劇をアップデートするためには、先輩たちがおこなってきたことをリスペクトしながら、自分たちがアップデートしたいと思うことをスタッフ一人ひとりが叶えていかなければなりません。

たとえば、最後の戦いのシーンは川で終わるんですけど「やっぱ三途の川がいいね」って言って実現しました。まあ、そんな場所を探すのも大変なんですが(笑)、そういうのをできるだけ叶えていきながらやっていた現場だったと思います。

清原さんが特に気にいっているのは、第1話の冒頭で描かれる戊辰戦争のシーン。

清原さん自身は出演していないものの、実際に視聴した際に「思わず声が出てしまった」と言うほど圧巻のアクションが描かれていたそうです。

岡田さんは、チーム全員で撮った気合いのシーンだったと振り返ります。

岡田:

第1話の冒頭は、監督が「ワンカットで戦争のシーンを撮りたい」と言うので実現しましたね。

僕だけが戦っているアクションを撮っているんじゃなくて、場全体が戦っている画を撮るように心掛けました。

スタッフに「床にくるぶしまで水を引いてくれ」って言えば引いてくれるし「あそこを上がれるようにしたいな」って言ったら崖を坂にしてくれて。

どういう風にワンカットで撮れるのかをスタッフたちが検証しながら、チーム全員で臨んでいったシーンでしたね。

藤井監督は「岡田さんをたくさん傷つけてしまった」と申し訳なさそうに話しながらも「素晴らしいファーストカットになった」と振り返りました。

また、『蟲毒』の撮影には参加していない吉岡さんには、お気に入りのシーンが2つあるといいます。

吉岡:

私は『蟲毒』に参加してないメンバーなんで、戦いのシーンは初めて見るんですよね。

で、今日一気に見ちゃったんですけど「この人ここで死ぬの!」と思っちゃうぐらい豪華キャストの人が一瞬で死んじゃうんですよ。

思わず、何回もちょっと巻き戻して見ちゃいました(笑)。

そして、妻目線だと、やはり第2話の愁二郎さんが覚醒する瞬間は、めちゃくちゃかっこよかったです!

戦っているキャラクターのスイッチが入る瞬間がそれぞれにあるんですけど、かっこいいと思いましたね。

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第2話の覚醒シーンは「本当に大変でした」と岡田さんは振り返りました。

岡田:

あのシーンは、緻密な位置取りをして、全部成立させました。

本当はこういうスピード感のあるシーンって、全部ゆっくりやるんですよね。

1、2、3、4とかっていうぐらいのゆったりとしたスピードでやるんですが、僕はリアルなスピードで撮影するのをこだわりました。

エネルギーが切れない、芝居が切れないために、アクションチーム全員が頑張っていました。彼らに賞賛を送りたいです。

伊藤英明「岡田さんの姿に惚れました」

2つ目は『撮影を通して惚れたと感じた共演者は?』というトークテーマ。

大先輩が多くいる現場で、藤﨑さんが惚れた共演者が…。

藤﨑:

素敵な人ばかりで悩むんですけど、私は清原さんに惚れました。

今回、清原さんと一緒になるシーンは多かったんですが、元々小さい頃からすごく好きで演技を見ていたんです。

そして、いざ現場で彩八として目の前に立った瞬間に、目が合ってるだけじゃなくて、もう心を見抜かれてるような目線でこちらを見てきて。

彩八は容姿がクールで鋭いんですけど、中身はとても温かくて、すごく思いやりのある役。

自分自身、難しいシーンが多く、清原さんに助けられていたので、特に印象的です。

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藤﨑さんの突然の『ガチ惚れ』発言に、さすがの清原さんもたじたじでした。

清原:

なんというか、感激です!ありがとうございます。

ゆみあちゃんが現場で地道に努力を重ねていく姿を私も間近で見ていたので、私も負けないようにじゃないですけど「一緒に走り続けられるように頑張ろう」と思っていました。なので、とても嬉しいです!

ゆみあちゃんは、探求心がすごくて動く人という印象があったので、ものすごい速さでいろんなものを吸収して発散していく姿に惚れぼれしました。

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遠藤さんにも、惚れた共演者が2人もいるそうで、胸がキュンとしたポイントを語ってくれました。

遠藤:

1つは、『蟲毒』が始まる撮影の時に、テントの中で待つ時間にありました。

椅子にそれぞれ座っていたんですが、そこで玉木さんが姿勢よく座っていて、その姿がどこからどう見ても右京だったんですよ!

もうめちゃめちゃかっこいいなって思って、圧倒されました。

そしてもう1つは、岡田さんが自らアクションの指示をしてくださった時のことです。

あるアクションの練習で、僕は避けてかわさなきゃいけなかったんですけど、動きが早すぎて当たってしまって。

やっぱりすごいと思いましたね。

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アクションの練習は、各出演者が入念におこなっていたそうで、岡田さんによると、伊藤さんはずっと現場の奥で刀を振っていたとか。

黙々と練習に励んでいた伊藤さんにとって、やはり座長の岡田さんの背中は、頼もしく見えたといいます。

伊藤:

ある時、スタントなしで危険なシーンに臨んでたんですけど、岡田さんの瞼(まぶた)の上をざっくり切って、怪我をさせてしまったんです。

瞼から流れる血を見た瞬間、もう現場を止めなきゃいけなかったんですけど、岡田さんは僕に俳優としてのトラウマを与えないように「次行きましょう、やりましょう」って言ってくださいました。

終わった後に満身創痍になっている中、僕は「最低3日は休まなきゃいけないな…」と思ってたんですけど、岡田さんがすぐ立って「今からロケハン行ってきます!」って鉄人的なことを言ってきて。

僕も「疲れた」って言えなかったんですけど、その姿を見た瞬間にまさに惚れましたね。

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伊藤さんが惚れたシーンについて、岡田さんもこう振り返りました。

岡田:

確か大雨を降らしたんですよね。だからもう見えなくて。

しかも、夜のシーンで大雨だったので、その中で刀を振っていると距離感が全然分からなかったんです。

ちょっと怪我はしたんですけど、監督と話して、そのまま映像として使いました。

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岡田さんの役者魂が垣間見えたコメントの後、司会者から「控え室から役作りは始まっていたんですか」と問われた玉木さん。

「岡田さんの話を聞いた後だと恥ずかしいわ!」と言いつつ、現場にはずっと緊張感が続いていたことを明かしました。

玉木:

『蟲毒』の撮影は、何日もかけて続いていて、夜通しだったから寒さもありました。

たくさんのエキストラの方が参加してくれて作られたシーンなので、ずっと緊張感が続いていましたね。

だから岡田くんも、参加してくれてるみなさんの前で、熱量を発信していくんです。

みんなが熱い気持ちを持って、撮影に臨んでました。

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そんな緊張感のある現場で、早乙女さんが惚れた共演者は、清原さんだったといいます。

早乙女:

とにかく練習が大変で、清原さんもワイヤーのアクションなどに苦戦していたんです。

よく清原さんに「なんで早乙女さんはできるんですか!」ってキレ気味に言われることも(笑)。

でも、必死に食らいついていく感じが『京八流』の兄弟として、かっこよく感じました。

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清原さんは「褒められすぎて帰り道につまづきそうです」と笑い交じりに語りつつ、早乙女さんのコメントに反応しました。

清原:

稽古中から早乙女さんが、どこまで練習してもその領域にはたどり着けないだろうという立ち回りをされていたので、「どういうことだろう」って思って探りたくて仕方がなかったんです(笑)。

早乙女さんの殺陣は、本当にすごくて美しかった!

伊藤英明が半裸の状態で…?



二宮和也「伊藤さんが半裸で…」

3つ目は『撮影現場で印象に残っていること』というトークテーマ。

岡崎さんは、撮影の合間に岡田さんがやっていたことが気になっていたようです。

岡崎:

岡田座長が、休憩中にいっぱい写真を撮ってくれるんですよ。

みんなでふざけてマッチョマンのポーズとかやって(笑)。清原さんとか僕とかふざけててね。

その横に次にシリアスな演技、アクションシーンがある早乙女さんとかいらっしゃって。

で、その早乙女さんは、さすがに大事なシーンが控えているし、やってくれへんやろなと思ったら、満面の笑みでマッチョポーズやってくれたんですよ!

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岡崎:

また、キャスティングの発表がされる時、プロのカメラマンが撮った写真の切り抜きで共演者のみなさんが紹介されていたんですけど、僕の紹介だけなぜか岡田さんが撮影したプライベートショットだったんです…(笑)。

「木にもたれてカッコつけてみよっか」みたいな感じで撮られた写真が採用されていました。

思わず「『イクサガミ』の広報担当どないなっとんねん!」ってツッコミましたね(笑)。

ほかの出演者たちが宣伝用の写真だったのにもかかわらず、岡崎さんの紹介欄だけ岡田さんが撮影したプライベートショットになっていたようですね…。

岡崎さんのツッコミに、岡田さんは「めちゃくちゃポーズを取ってくれたからつい…」と、写真を使った意図を話していました。

ちなみに撮影の様子は、フォトブックに掲載されるそうなので、気になる人は手に取ってみましょう!

また、二宮さんは、伊藤さんがほぼ半裸で撮影に臨んでいたことがとても気になったようで…。

二宮:

撮影している時期は寒かったんですけど、伊藤さんは待機時間のほぼ大半を半裸で待っていたんです。

でも、ほぼ裸で待っている最中に、どうやら英語の勉強していて(笑)。

後ろから見ていたんですけど、無骨の姿で、英語でつぶやいていたんですよ!

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司会者から「半裸のほうが英語は捗るのでしょうか」という質問に伊藤さんは…。

伊藤:

役に集中していたので、その話は忘れたいです(笑)。

英語を使うシーンはなかったですけど、やっぱり世界に羽ばたいていく作品なので、英語でインタビューに答えられるようにしておこうかと思って…。

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そんな伊藤さんにも、撮影中に印象に残っている出来事があるとか。

伊藤:

岐阜県でクライマックスのシーンを2024年の8月2~3日にかけて撮影した時のことです。

僕はちょうど誕生日が8月3日、かつ岐阜出身だったので、その時に撮影できて、すごく幸せを感じていたんですよ。

それで、スタッフのキャストも全員が疲れているにもかかわらず、撮影が終わった瞬間に祝っていただいて、花火も上げていただいたんです。

岡田さんの計らいでやっていただきまして、すごく思い出に残るクライマックスシーンでした。

撮影でアクションシーンが一番多かったという伊藤さん。

岡田さんからアクションの指導を受ける機会も多かったそうですが、過酷な撮影のため体調を崩して、撮影が止まる可能性もあったのだとか。

なんとか配信を迎えた現在、伊藤さんは『イクサガミ』のキャラクターをフィギュア化したいという野望を語りました。

伊藤:

この作品のキャラクターをフィギュアにすることで、ファンにより強く刺さると思います。

僕はこの作品で、サンディエゴで開催されるポップカルチャーイベント『コミック・コンベンション』に立つのが夢です!

そのために英語も勉強していたので、体調を崩した説もありますね(笑)。以後気をつけます。

伊藤さんのジョークで会場の笑いを誘った後、東出さんが岡田さんとの思い出を振り返りました。

東出:

滋賀県の彦根で撮影をしている時に、狭山進之介役を演じる城桧吏(じょう・かいり)くんと話す機会があって。

地方を転々としてホテル生活が続いていたので、ちょっと肩が重くて、僕が「幽霊か何かがついちゃったんじゃないの?」みたいに言っていたら、岡田さんがボソッと「ひこにゃんだ!」って言って(笑)。

「まじ?岡田さんってギャグもすごいの?」って驚きもありました。

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岡田准一「最終話で燃やそうとして…」

4つ目は『撮影を通して一番大変だったこと』というトークテーマ。

役柄的に弓を射る機会が多かった染谷さんは、弓の扱いに苦戦していたことを語りました。

染谷:

今回、自分がやらせてもらったのは、『弓術』という、的ではなく動くものを対象にした、実践的な武術を学ぶことになりました。

岡田さんが弓術の達人を見つけてくださって、すぐにお会いして教えてもらったんですよ。

本当に矢を後ろぴょんと曲げることができて、相手が木の後ろにいても当てられるんです。

もう瞬きしている間に矢をパッと射ってしまうので、自分としては楽しかったですし、日本でもそこまで『弓術』を描いた作品ってなかったので、いい機会になりましたね。

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主演、プロデューサー、アクションコーディネーターの3役を務めた岡田さんは、常に現場にいなければいけなかったのが大変だったと語ります。

岡田:

自分が出ていない時も現場に行くし、アクションシーンやストーリーなどを監督と話し合いながら、みんなが理解できるような形にしていきました。

1つずつ積み重ねていく作業だし、プロデューサーも初めてだったので不安でした。

でも、二宮が「出たい」って言ってくれたように、応援してくれる後輩がいたり、たくさんの人に出てもらったりしたのでみんなに助けられて戦ってこれたかなとは思っています。

『イクサガミ』出演に至った経緯を二宮さんは、次のように語ります。

二宮:

『イクサガミ』の現場を見たいなって気持ちはもちろんあったし、やりたいっていうのはずっと言ってました。

もちろん、岡田さんがいろんな俳優を見て「『それでもやっぱりお前がいいんじゃないか』って思ってくれたら呼んでください」って話だったんですよ。

そうした話をずっとさせていただいてたので、実際に呼ばれて本当に嬉しかったですし、撮影は楽しくてぜいたくな時間でしたよね。

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二宮さんの話を聞いて「世界の人に届くものをみんなで作れたのは、これ以上ない幸せだし、これが最後でもいいと思うつもりで取り組んでました」と語る、岡田さん。

撮影でもっとも緊張感が高かったシーンについても明かしました。

岡田:

やっぱり最終話かな…。

最後、あるシーンで燃やす場面を思いついたんですが、それを提案したらスタッフがポカンとしちゃって。

映像を出して、やりたいことを具体的に言ったんですが、じゃあ一緒に撮影する伊藤さんにどう説明すればいいんだって話になりました。

で、僕が言ったんですよ。「伊藤さん、燃えてみたくないですか」って(笑)。

当時の岡田さんについて、伊藤さんは「岡田さんから発せられる一言ひと言が怖かったんです」と回想しました。

岡田:

スタッフも防火服を着て、火の粉を伊藤さんと2人で浴びながら撮影しました。

「目に入ったらどうすんだ」とか「何かあったら保険は出るのか」とかいろいろ懸念はあったんですが、万全の安全対策をしながら、みんなが一緒に戦ってくれました。現場全体で熱くものづくりができたというのが、すごく宝だなと思っています。

実際に燃えるシーンについて、玉木さんも「道場で僕に嬉しそうに見せてくれた」とエピソードを告白しました。

「日本のみなさんに誇ってもらえるものづくりをしたい」

イベントの終了が迫る中、出演者を代表して、藤井監督と岡田さんからファンに向けてメッセージが送られました。

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藤井:

今日は寒い中、お越しいただきありがとうございました。

今村先生の原作を映像で汚してはいけないし、絶対に映像も一緒に完走できる面白いものにしたいと思って、死に物狂いで岡田さんとスタッフ、キャストのみなさんと走ってきました。

今日から『イクサガミ』はみなさまのものになりますし、生活の一部にエンターテインメントとして残ってくれることを願っております。

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岡田:

みなさん、寒い中、聞いてくださってありがとうございます。この作品は、世界中から注目していただいております。僕もびっくりするぐらいの、世界各国から取材依頼を受けています。

日本のみなさんに、誇ってもらえるものづくりをしたいと僕らは思っていて、みなさんに元気になってもらいたいっていうのを思いながらものを作っています。

この作品がみなさんの誇りとなって「日本人、頑張れるよね」「いいものを世界に届けれるよね」みたいな気持ちにつながってくれたら嬉しいなと思います。一気見していただいて「面白かったよね」ってみんなで話してもらえることが幸せです。

これから見られる人もいらっしゃると思いますので、ぜひ楽しんでみてください。

最後は会場全体で「はじめぇ!」と『蟲毒』スタートの合図を叫んで、イベントは終了しました。

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『イクサガミ』は、『Netflix』で絶賛配信中です。

世界に誇るアクション大作を目にしたい人は、要チェックですよ!

[文・構成・取材/grape編集部]

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