日本の正月には、正月飾りを用意したり、おせち料理を食べたりと、古くから受け継がれてきた習わしがたくさんあります。

当たり前のようにやっていたこれらの風習も、改めて意味を知ると、正月の過ごし方が少し違って見えてくるかもしれませんよ。

本記事では、家族との会話のネタになる、正月の豆知識を3つ紹介します。

そういう意味だったのか!正月の豆知識3選

正月の伝統的な風習には、1つひとつに意味があります。

筆者が厳選した3つの風習について、ルーツや意味を見ていきましょう。

お年玉

お正月の門松ってどうして飾るの? まさかの理由に「そうだったのか!」【正月豆知識】
お年玉の写真

※写真はイメージ

お正月の風習の1つである、お年玉。 子供の頃に、家族や親戚からお年玉をもらうことを楽しみにしていた人も多いでしょう。

そんなお年玉のもともとのルーツを知っていますか。

今ではお金を渡すのが当たり前ですが、もともとは正月に神様にお供えした鏡餅を分け与えたのが始まりと言われています。

そのような習慣が時代とともに変化し、現代のお年玉となったそうです。

門松

お正月の門松ってどうして飾るの? まさかの理由に「そうだったのか!」【正月豆知識】
門松の写真

※写真はイメージ

正月を迎える前に飾る、門松。

大きいサイズのものもあれば、置物くらいの小さいサイズのものもありますよね。

あなたは、門松を飾る意味を知っていますか。

正月には、神様が家にやってくると言い伝えられており、門松は神様が迷わず家に来るための『目印』だと言われています。

門松は単なる飾りではなく、とても重要な役割があったのです。

おせち料理の煮しめ

お正月の門松ってどうして飾るの? まさかの理由に「そうだったのか!」【正月豆知識】
煮しめの写真

※写真はイメージ

元日から三が日にかけて、家族と一緒に食べる、おせち料理。

黒豆や数の子、栗きんとんと同じくらい定番のおせち料理として、煮しめがあります。

ではなぜ、おせち料理で煮しめを食べるのでしょうか。

実は煮しめは、さまざまな山の幸や根菜を1つの鍋で一緒に煮ることから、「家族が仲良く一緒にいられるように」という願いが込められているのです。

『家族の結びつき』や『円満』を象徴する縁起のいい食べ物だったのですね。

当たり前のように行っていた正月の風習には、それぞれ深い意味や願いが込められていることが分かるでしょう。

こうした1つひとつの由来を知っていると、いつもより少し特別な気持ちでお正月を楽しめそうですね。

[文・構成/grape編集部]

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