「10回切って倒れない木はない」で共演の志尊淳、仁村紗和

2026年4月12日(日)よりスタートする日本テレビ系・新日曜ドラマ「10回切って倒れない木はない」は、秋元康が企画を務める、日韓をまだいだ純愛ラブストーリーだ。幼い頃に日本人の両親を失い、韓国有数の財閥の養子となった青年が、23年ぶりに戻った日本で医師の女性と引かれ合っていく。

韓国有数の財閥の養子となり、数奇な運命をたどる主人公の日本人青年キム・ミンソク(青木照)を演じるのは、本作が民放GP帯ドラマ単独初主演となる志尊淳。そして、ミンソクと運命的な出会いをするヒロインの医師・河瀬桃子を、確かな演技力で注目を集める仁村紗和が演じる。

今作が初共演となる志尊と仁村にインタビューを敢行。初対面の感想から、役柄への思い、そして作品に込める熱い想いまでをじっくりと語ってもらった。

志尊淳×仁村紗和「10回切る過程にこそ物語がある」ドラマ『10回切って倒れない木はない』に込めた不屈の精神
同学年の志尊淳&仁村紗和は良いケミストリーが生まれそうと共演に期待を寄せる
同学年の志尊淳&仁村紗和は良いケミストリーが生まれそうと共演に期待を寄せる

――志尊さんと仁村さんは今回が初共演ですが、お互いの印象はいかがですか?

志尊「仁村さんはすごくミステリアスな方なのかなという印象を勝手に持っていましたが、実際にこうして会ってみると、すごく話しやすくて明るい方だなと思いました」

仁村「私にとっても、志尊さんはミステリアスな存在でした」

志尊「いやいや、俺のことをミステリアスだと思っている人、たぶんあんまりいないですよ」

仁村「でも、多面的なイメージがあります。すごい柔らかさもあるけど、根性というか雑草魂みたいなものが混じっていて...。こうして一緒にインタビューを受けながら話を聞いていると、やっぱり志尊さんの心の中には燃えるものがあって、それをちゃんと言葉に表現できる人だと感じました。それと清潔感が両立しているのが人間としてすごく魅力的です」

志尊「うれしいですね。仁村さんは社交的な人だから、撮影現場はきっとすごく明るくなると思います。でも、奥底の部分はやっぱりミステリアスなんじゃないかな(笑)」

――お2人は実は同学年ですよね?

仁村「そうなんです! 同学年だからこその良いエネルギーが発生しそうな予感がしています。他にも年齢が近いキャストが多いので、負けないぞと(笑)」

志尊「いやいや、『仲間』だからね。一緒に頑張ろう(笑)」

仁村「そうですね。

みんなで切磋琢磨していきたいです」

志尊淳×仁村紗和「10回切る過程にこそ物語がある」ドラマ『10回切って倒れない木はない』に込めた不屈の精神
「10回切って倒れない木はない」
「10回切って倒れない木はない」

(C)日本テレビ

志尊淳×仁村紗和「10回切る過程にこそ物語がある」ドラマ『10回切って倒れない木はない』に込めた不屈の精神

――今回の役柄について教えてください。志尊さんはミンソクという人物をどう捉えていますか?

志尊「ミンソクは7歳まで日本で暮らしていましたが、事故で両親を亡くし、韓国の財閥の養子として引き取られました。言語も文化も違う環境で自分を形成しようとしましたが、養父の死をきっかけに居場所を失ってしまい、23年ぶりに日本に戻ってくる...。自分の想いをうまく言葉にできない、抑圧された環境で生きてきた人です」

志尊淳×仁村紗和「10回切る過程にこそ物語がある」ドラマ『10回切って倒れない木はない』に込めた不屈の精神
「10回切って倒れない木はない」
「10回切って倒れない木はない」

(C)日本テレビ

――仁村さんが演じる桃子は、どのような女性でしょうか?

仁村「桃子は町の診療所の医師。患者さんに対して一人の『人』として誠実に接する女性です。彼女自身も過去につらい経験をしているからこそ、人の痛みがわかる。周囲をポカポカと照らす『ひだまり』のような存在だと思っています。私自身も、彼女のポジティブなパワーをもらいながらお芝居をしていきたいです」

志尊淳×仁村紗和「10回切る過程にこそ物語がある」ドラマ『10回切って倒れない木はない』に込めた不屈の精神
「10回切って倒れない木はない」
「10回切って倒れない木はない」

(C)日本テレビ

――ミンソクが桃子の病院を訪れ、2人は運命的な恋に落ちます。お互いのどういうところに引かれていくのでしょうか?

志尊「ミンソクと桃子は両親が亡くなっているという共通点はありますが、お互いの人生は全く違うベクトルで進んでいて、そんな中で出会い、やっぱり自分にはないところに引かれていくんでしょうね。でも、たとえ台本にそう書いてあったとしても、お芝居で僕がミンソクとして生きてみて、桃子に相対したときに感じることが『本物の感情』だと思います」

仁村「ミンソクの境遇は、こちらの胸が痛くなるほど大変で、家庭環境に縛られていいますよね。桃子にも抱えている事情がありますが、彼女は自分の思うように生きているように見える。そういう桃子の素直な人間性は魅力的かなと...。

でも、どうやって恋に落ちるのかは、まだ私たちも分かってないところが多いんです」

志尊「こういう運命的な恋があるかどうかというと、これまで生きてきて、いろんな出会いがあって、運命ってすごいと思ったことはあります。でも、運命というものは『きっかけ』であって、相手を好きになる『理由」ではないとも思います」

志尊淳×仁村紗和「10回切る過程にこそ物語がある」ドラマ『10回切って倒れない木はない』に込めた不屈の精神

――企画は秋元康さんですが、台本を読まれたときの第一印象はいかがでしたか?

志尊「正直な感想を言うと、『韓国語がめちゃくちゃ多い!』です(笑)。『こんなはずじゃなかったな』というのが、台本を開いて最初に思ったことでした」

仁村「私もまず、志尊さんの韓国語のセリフの多さに驚きました。物語の展開も、財閥が登場したり、まるで韓国ドラマのようなドラマチックさがあって、すごく新鮮に感じましたね。私の演じる桃子のパートは、町のお医者さんとして温かみのあるシーンも多いので、そこは視聴者の皆さんにホッとしていただける部分になるんじゃないかな」

志尊「そうですね。セリフ以外の部分もすごく大事になってくる。ミンソクと桃子という過去に抱えているものや人生観が全く違う2人が混じり合っていく物語なので、行間に込められた感情を広げていきたいと思います」

志尊淳×仁村紗和「10回切る過程にこそ物語がある」ドラマ『10回切って倒れない木はない』に込めた不屈の精神

――役作りのために準備されていることはありますか?

志尊「このお話をいただいてから、ずっとプロデューサーさんや監督と対話を重ねてきました。表面的な役作りというよりは、彼の人生や気持ちを深く知ることが一番の準備だと思っています。あとはビジュアル面ですね。韓国で23年暮らしてきた彼だからこその雰囲気を、メイクさんやスタイリストさんと突き詰めていきたいです。それと、問題の韓国語(笑)。元々韓国人の友人がいて耳なじみはあったし、ハングル文字を読むことは少しだけできたので、今は教えてくれる先生と調整しながら、言葉を体に叩き込んでいます」

仁村「桃子は周囲から信頼されている女性ですが、それは彼女が『完璧人間ではないから』だと思います。

強がらない強さ、カッコつけないカッコよさ。そんな彼女の人間味を大切にしたいですね。私自身も現場でスタッフ・キャストの皆さんに桃子のように信頼してもらえる存在でありたいなと意識しています」

――タイトルの「10回切って倒れない木はない」(=韓国のことわざで、どんなに難しいことでも、何度も挑戦し続ければ必ず成功することができる)という言葉について、どう思いましたか?

志尊「知らなかったことわざですが、『あきらめずに挑戦し続ける』という意味を聞いて深く考えさせられました。それだけでなく、僕は『切るまでの過程』が大切だと思っています。10回切る中には、一人で切ったとき、誰かと一緒に切ったときなど、いろいろな瞬間があるはず。その過程にこそ物語があるので、結果だけではなく、その重みを体現していきたいです」

仁村「同感です。何度も木を切るうちに、自分の筋肉のつき方が変わったり、周りの環境が変わったりしていく。理想や目標に向かって、前に進み続ける力をくれる言葉だなと感じました。最初は『猿も木から落ちる』みたいな、失敗を意味する言葉なのかな?と勘違いしていたのですが(笑)、前向きな意味でよかったです」

志尊淳×仁村紗和「10回切る過程にこそ物語がある」ドラマ『10回切って倒れない木はない』に込めた不屈の精神

――これまでの俳優活動においても、この言葉のように「挑戦」し続けてきたという感覚はありますか?

志尊「やはりこの仕事は毎回が挑戦。ただ、それを特別な『挑戦だ!』と構えるのではなく、役と向き合う時に壁があるのは当たり前のこととして捉えてきました。正解がない仕事だからこそ続けられているのだと思います」

仁村「私も正解がないからこそ突き進んでこられました。19歳で大阪から上京した時は、何を頑張ればいいのか、どこに壁があるのかすら分からない状態でしたが、そこから無我夢中で、目の前の壁を一つずつ壊して、倒してきた感覚はありますね」

――劇中では本格的な韓国ロケも予定されているそうですね。

楽しみにしていることはありますか?

志尊「韓国ロケは期間も長くなりそうなので、スタッフさんたちは『おいしいものを食べに行こう!』と盛り上がっていますが、僕自身は韓国語のセリフのプレッシャーがすごすぎて、まだそんなに浮かれている余裕はないかも(笑)。でも、現地でのお芝居も食も、最終的には楽しめたらいいなと思っています」

――ちなみに、お好きな韓国料理は?

仁村「私はサムギョプサルやチゲが好きです! 辛いものも大好きなのですね」

志尊「僕はよく行く決まったお店が何軒かあって、そのひとつはスペアリブのお店なんですが、そこに出る激辛の『麻薬キンパ』(激辛ののり巻き)が本当に中毒性があって(笑)。食べたら次の日、大変なのが分かっているのに、しばらく経つと、また食べたくなっちゃうんですよ」

――最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします

仁村「このドラマのテーマの一つに『居場所』があります。社会生活の中でいろんな顔をして頑張っている皆さんに、日曜日の夜、ふと心を休められるような、誰かの居場所になれるような時間を届けられたらうれしいです」

志尊「日曜の夜にこのドラマを見る時間が、皆さんにとっての楽しみになったり、明日への糧になったりしてほしい。それが全てです。国境もアイデンティティも超えて、誰もが共感できる、そして勇気をもらえるようなドラマ作りを精一杯頑張ります」

志尊淳×仁村紗和「10回切る過程にこそ物語がある」ドラマ『10回切って倒れない木はない』に込めた不屈の精神

撮影=下田直樹 取材・文=小田慶子

「10回切って倒れない木はない」公式サイトはこちら

放送情報

日曜ドラマ「10回切って倒れない木はない」
放送日時: 2026年4月12日(日)22:30~ ※毎週(日)22:30放送
チャンネル: 日本テレビ系
企画=秋元康
出演=志尊淳、仁村紗和、京本大我、長濱ねる、キム・ドワン、キム・ジュリョン、オ・マンソク / でんでん 田辺誠一

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

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