ドラマ「惡の華」が2026年4月9日(木)よりテレ東系で放送開始される。原作は電子コミックを含め全世界累計325万部を突破の、押見修造による伝説的漫画。
ボードレールの詩集「惡の華」を愛読していることで、自分は他のクラスメートとは違うと思い込んでいる中学生・春日高男を鈴木福が、自分の考え・感情・欲望に忠実であるがゆえに苛立ちを隠せない。そんな感情を隠さずあらわにする為、周囲からは理解不能に見え、怖がられてしまう存在・仲村佐和をあのが演じる。思春期の暴走を描きながら、共感にも似た感情を生みだす壮絶な青春物語。
また、既存の学園ドラマの枠を大きく踏み越えた過激な演出とストーリー展開が特徴で、単なる青春の葛藤に留まらず、人間の内面に潜む「変態性」や「闇」を真っ向から肯定し、曝け出していく様は、観る者に強烈な衝撃を与える。あの演じる仲村のセリフ「クソムシが」という過激なセリフは作品の代名詞ともなっている。
今回は、W主演の鈴木福とあのに直撃インタビュー。強烈なキャラクターをどのようにして演じたのか教えてもらった!
――出演が決まったときの感想を教えてください。
鈴木 「僕はお話をいただいてから原作を読んで、このような役をいただけることに喜びを感じました。また、連続ドラマの主演をさせていただけることもうれしかったです」
あの 「原作を読んでいたので嬉しかったですが、いろんな人に愛されている作品であるのでハードルが高いし、なかなかなものを託されたなと思いました。やはり作品の持つ重みみたいなのを改めて感じました」
――感情が入り乱れる難しい役ですが、どのような印象を持ちましたか?
鈴木 「春日と僕は、生まれ育った環境などすべてにおいて真逆なんですよ。僕は都会で生まれて、テレビの世界という多くの人に憧れていただけるような世界にいながら物心がついていったタイプなので。
あの 「今回、撮影に入る前に改めて読み直したのですが、人生を重ねたことで見方が変わったのか、初めて読んだときとはまた違った感覚になりました。仲村に関して言えば、激しい中にある静けさや孤独さを大事にしたいと思いました。そして春日という人間から感じるパワーも当時とはまたちょっと違って感じて。昔より今のほうが春日のパワーをすごく感じましたし、一番平凡だけど最高にヤバいヤツみたいな印象を強く持ちました」
――演じるうえで気を付けた点やこだわった点を教えてください。
鈴木 「春日を演じるうえで思ったのは、変に大人びてはいけないということ。春日のキャラクターをそのまま演じたら中学生っぽくなるとは分かっていたのですが、でもやはり子供っぽさは意識しました。なので筋トレは禁止で(笑)。中学生らしい体つきにするために食事も気をつけたりしました。
あの 「一番大事にしたのは原作にしっかりと寄り添うことです。撮影中はマンガを持ち込み、表情もチェックしながら演じていました。ただ自分がやるからにはマンガと違って生身の人間が演じていることも意識して。僕ならではの仲村ができたような気がしています。こだわった点としては髪型です。ショートカットっぽくしているのですが、普段の僕がするならもっとパツンとしたキレイにまとまったボブカットにするんですよ。
――それぞれが演じた春日と仲村はどのように映りましたか?
あの 「めちゃくちゃ春日でしたよ、最初から。中学生から高校生への変化について、どうなっているか分からないと言っていましたが、側で見ていて前半と後半の顔つきが全然違って...。同じ物語の中で一皮むけているというか、その変化には驚きました。あと、やっぱり福くんは春日が似合うんですよ。ブルマを着せられたり、殴られたり、ののしられたりしているときの表情もピッタリで(笑)。適任だなと思いました」
鈴木 「そう?」
あの 「第1話のブルマを履くところとか、表情から着方まですべてにおいて完璧でしたよ。やらせがいがありました」
鈴木 「うれしいお言葉です。あのちゃんの仲村さんもステキでした。僕は春日を演じるうえで、あのちゃんを通して仲村さんを見て、仲村さんを通してあのちゃんを見ていたので少し不思議な感覚でした。ただ途中で、目の前にいるのは仲村さんなのかあのちゃんなのか分からないほど、どちらにも見えるシーンがたくさんあって。
あの 「そういってくれるとうれしい」
鈴木 「本当に春日にとって仲村さんは、魅力のある忘れられない存在になるのが伝わってきました。あのちゃんこそさすがですよ」
――仲村といえば春日らに対して「クソムシが」と罵倒するシーンが有名ですが、実際に言ってみていかがでしたか?
あの 「どのように言おうかは考えましたね。先生やその他の方々に言うときと春日に言うときは、エネルギーの出し方も角度も全然違うので。やっぱり春日以外はモブっていうか、本当に虫として扱う感じで見下した言い方で『クソムシが』という言い方をしていて、でも春日に対してはなんか本気というか。"理解しろ!"みたいな思いがあるんだけど、なんで言うことを聞かないのか、思い通りにならないのか...みたいな葛藤みたいなものが入っていて。だから言い方を少し変えるように意識しています」
――シリアスなシーンも多い作品でしたが現場の雰囲気はいかがでしたか?
あの 「現場は和気あいあいとして雰囲気はよかったです。僕は福くんがお調子者なのを知らなかったので驚きました。場を盛り上げたり、スタッフさんと楽しい現場を作ってくれたりと本当に細やかに気を使っていてすごいんですよ。ちょっとした発言で場を盛り上げようとするのって勇気いることなので、それをやっていたのはさすがです」
鈴木 「そんな場を盛り上げた記憶はないですよ...」
あの 「盛り上げていましたよ。
鈴木 「あのちゃんも意外とノリがいいよね」
あの 「そう?」
鈴木 「友だちに誘われてかなり郊外のお店に行ったみたいな話をしていたでしょ。そんな印象がなかったからすごく意外で」
あの 「人によるけど、誘われたら行こうと思うし。意外なのか...」
鈴木 「だからいつか僕もどこかに誘おうと思って」
あの 「せっかく共演したんだしね」
鈴木 「現場でもいろいろお話させてもらって、お芝居のこともすごく好きというのが伝わってきたので、もっと色んな話ができればと思っています。これからもよろしくお願いいたします!」
撮影=市川円香 取材・文=玉置晴子
放送情報
ドラマ「惡の華」
放送日時:2026年4月9日(木)0:00~ ※毎週(木)深夜0時
放送チャンネル:テレ東系
出演:鈴木福/あの ほか

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