ギターデュオ・Sakurashimeji

たくさんのアイドルグループがいる昨今。

数多のグループが一丸となって、勢力を増しているのがEBiDAN(エビダン)だ。

EBiDANとは、スターダストプロモーションに所属する若手男性俳優・タレントで構成されたアーティスト集団、「恵比寿学園男子部」(えびすがくえんだんしぶ)の略。超特急、M!LK、Sakurashimeji、SUPER★DRAGON、ONE N' ONLY、原因は自分にある。、BUDDiiS、Lienel、ICExなどで構成されている。

HOMINISでは、そんなEBiDANの各グループの魅力を深ぼりしていく。その第5弾として自らで作詞作曲も手がける唯一無二のギターデュオSakurashimejiを紹介したい。

結成11年、唯一無二のギターデュオ

2014年6月14日にガク&ヒョウガとして結成され、同年11月24日にさくらしめじとして正式デビューした2人。

ダンス&ボーカルグループの割合がほとんどを占めているEBiDANの中で唯一無二のギターデュオである。

昨年2024年には結成10周年を迎えた2人、そしてそのタイミングで「新しい僕たちを作り上げていきたい」という意思を表示するとの思いを込めてグループ名の表記がローマ字のSakurashimejiになった。

ちなみに以前、HOMINISでインタビューした際には10年経って変わらないことを田中雅功は「好きなことには夢中でいられるところ」高田彪我(※「高」は正しくは「はしご高」)は「10年経っても変わらないものは、田中さんの目の輝き」と話している。

唯一無二の存在感を放つギターデュオ・Sakurashimejiの魅力を紐解く
Sakurashimejiの2人
Sakurashimejiの2人

23歳、等身大の彼らを表した『ランドリー』『春が鳴った』

2025年3月にリリースされたミディアムロックナンバー『ランドリー』は、メンバーの田中が詞曲を手がけた1曲。

誰もが経験したであろう恋愛のもどかしさや感情の変化を、ランドリーを舞台に丁寧に描かれた歌詞が印象的な1曲なのだが、<僕はこんなもんじゃないって>という歌詞からは、23歳らしい「まだできる」という野心と、そうは思うもののなんだか上手くいかないことも多い青臭さのようなものを感じる爽快な1曲だ。

一方の2025年4月にリリースされた『春が鳴った』は、高田が詞曲を手がけた疾走感あふれるエモーショナルなロックナンバー。

理想を描いていた過去と、現実に生きる今が交錯する不安定な日々の心情が、新生活を迎える春という季節にふさわしい1曲。疾走感あふれるメロディの中に描かれた、もがきながら日々を泳ぐ主人公の力強さが胸に迫る楽曲として仕上がっている。

似たもの同士とは言えない2人の魅力

ここからは田中、高田の2名の魅力を紹介したい。

唯一無二の存在感を放つギターデュオ・Sakurashimejiの魅力を紐解く
Sakurashimeji 田中雅功
Sakurashimeji 田中雅功

ギターボーカルの1人、田中雅功。クリープハイプを始めとする日本のロックバンドをルーツとしている一方「ジャンルに縛られることなく自由な発想で作られる音楽が好き」と過去のインタビューで語っている。実際、田中はよく弾き語りをTikTokに投稿しているのだが、その曲幅の広さはファンのみならず、多くの人に刺さっている印象だ。ちなみに文章を書くのが昔から好きで、作詞のみならず小説を書いていることでも知られている。Sakurashimejiのコミュニケーション担当でもある。

唯一無二の存在感を放つギターデュオ・Sakurashimejiの魅力を紐解く
Sakurashimeji 高田彪我
Sakurashimeji 高田彪我

もう1人のギターボーカル、高田彪我はリードボーカルはもちろん、その伸びやかな高音を活かし、ハモリパートを担当することも多い。憧れているアーティストはBUMP OF CHICKENとASIAN KUNG-FU GENERATION。また、ドラマデビュー作である『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)での女装姿は当時話題になった。YouTubeに投稿されている「History of Sakurashimeji 2014-2024 the second harf」では「あなたにとってSakurashimejiとは?」という質問に照れくさそうに笑いながら「生きる意味」と答えている。

一度ハマったら抜け出せない、2人が作り出す空気感

そんな2人だからこそ生まれる心地よさを体感するなら、まずはライブ、もしくは楽曲から入ってほしい。耳障りの良い2人のハーモニーはきっときけば聞くほど、クセになり、自然とディグりたくなるはずだ。

また、個人的には2人の会話のテンポ感もたまらない。そのため、YouTubeにも掲載されているラジオの動画や、昨年2人が主演を務めたカプセルホテルを舞台にしたドラマ『カプカプ』(テレビ東京)はぜひ見てほしい。

『カプカプ』は決してモキュメンタリーではないが、役どころはそれぞれ本人と近しいと自身でも認めている。もちろん、普段全くお酒を呑まない高田がビールをジョッキで豪快に飲むなどわずかに違うところはあるが、そこも含めて続きを見たくなるようなドラマだろう。

6月14日で晴れて結成11年目を迎えたSakurashimeji。ここ数年になって「自我を持ち始めた」と語る2人はここからどのような道を歩んでいくのか。注目し続けたい。

【Sakurashimeji・田中雅功×高田彪我】2人の関係性を深堀したインタビューはこちら〈ふたりのこと。〉

文=於ありさ

リリース情報

Sakurashimeji Digital EP「Sakurashimeji Classics vol.2」
6月14日(土)配信RELEASE

Sakurashimeji Classics Premium Live “Shimetan” at Billboard Live
【日程】2025年6月11日(水)
【会場】大阪府・Billboard Live OSAKA
【公演時間】<1stステージ>開場16:30/開演17:30
<2ndステージ>開場19:30/開演20:30

【日程】2025年6月18日(水)
【会場】神奈川県・Billboard Live YOKOHAMA
【公演時間】<1stステージ>開場16:30/開演17:30
<2ndステージ>開場19:30/開演20:30

【日程】2025年6月19日(木)
【会場】神奈川県・Billboard Live YOKOHAMA
【公演時間】<1stステージ>開場16:30/開演17:30
<2ndステージ>開場19:30/開演20:30

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