学園ギャグの金字塔『ハイスクール!奇面組』が、2026年1月9日(金)より全国フジテレビ系"ノイタミナ"で放送がスタートする。
舞台は一応中学。
原作の大きな流れを受け継ぎつつ、令和の感覚で再構築された新作アニメで、一堂 零を演じる関智一にインタビュー。出演決定時の率直な思いから、旧作で同役を演じた千葉繁の芝居を手がかりにした役作り、現場のムードまで、たっぷり語ってもらった。
――『ハイスクール!奇面組』が約39年ぶりの新作となりますが、出演が決まったときの率直なお気持ちを教えてください
「嬉しかったです。そもそもオーディションに受かることがまず嬉しいですし、作品も当時、高校生ぐらいのタイミングで読んでいたので、知っている作品だったのも大きかったですね。オーディション自体は、事務所に来ていたものを『受けますか?』と言われたので、『受けときます』と答えて受けたんです。世代交代でもあるし、メインの役を狙ってもたぶん難しいよね、という話もしていたので、正直、ダメ元というか記念受験みたいな気持ちでした。だから、受かったと聞いたときは驚きましたね。まんざら捨てたもんじゃないなって(笑)」
――85年から放送されていたアニメもご覧になっていましたか?
「見ていましたね。人気があったので。めちゃくちゃ推していた、というほどではないですけど、普通に見て楽しんでました。学校でもよく話題になっていましたし、すごく流行ってましたね」
――今回、旧作も改めて拝見したうえで令和版を観ると、原作の流れを踏襲しつつ、現代に合わせている印象もありました
「昭和の日常の話だったので、時代が変わっている分、変えないと今見ると不思議になっちゃうところがある。
――(笑)。では改めて、関さんが演じる一堂 零というキャラクターの魅力を、どう捉えていますか?
「変なこともするけど、でも本当は頭が良くて、何かすごいものを持っていそうな雰囲気も同時にある。得体の知れない感じがいいんじゃないですかね。馬鹿っぽいこともするけど、真理も言ってるみたいな。本人がそう思って言ってるのかもわからないけど、そういう謎めいてる感じが魅力なんじゃないかなと思います」
――声や話し方を作るうえで、意識したポイントはありますか?
「得体の知れない人物なので、どういう人物像が合うのか、正解がよくわからなかったんです。旧作では千葉繁さんがやっていて、僕もその印象で見ていたので、じゃあ別の方向で作るとして、どういう形が合うんだろうと考えても、掴みどころがなさすぎて。
――収録を重ねる中で、だんだん掴めていった感覚だったんですね
「そうですね。やっていきながら、です。最初は手探りで"これでいいのかな"みたいな感じで始まりました」
――千葉繁さんとは、別作品でも繋がりがあったそうですね
「『妖怪ウォッチ』も、最初はいろいろあって低い声だけでやってたんですけど、アニメ化のときに『レンジを広げて、千葉繁みたいにやってくれ』って言われたんですよ。そこから千葉さんみたいに、と思ってやり始めたら、その後、作品のディレクターが千葉さんに変わって、直々にディレクションもされて。だから千葉さんとは、どこかで少しずつ関係ができていった感じがあります。不思議なもので繋がってるんですよね。それに、この収録の前の時間帯に、たまたま千葉さんと仕事でご一緒したんです。そこで『僕が新しい奇面組で一堂 零をやらせてもらうことになったんです』って話したら、『聞いてるよ、いいと思うよ』って言ってくださって。
――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
「仲が良くて、穏やかに進みました。ただ、人がすごい多くて。生徒がいっぱい出てくるので、2組とか3組に分かれて録ったりもしました。スタッフさんたちも大変だったんじゃないかなと思います。ワイワイしてましたよ」
――ギャグ作品だと、アドリブ合戦になるイメージもあります。実際はいかがでしたか?
「まったくないとは言わないですけど、僕はほぼアドリブしてないですね。元々がギャグとして出来上がっているので、そのままやれば面白い、という感じがあるんです。たとえば松岡(禎丞)くんが演じるキャラクターは、ちょっとエッチな要素があったりして、そういう方向で足したりはしてましたけど。僕は要所要所、という程度。元のギャグがブレる感じもするので。アドリブって、いたずら心みたいなものに近いじゃないですか。やらなそうな作品で、しれっとやるから楽しい、というところがある。
――一堂 零以外で、関さんが気になっているキャラクターはいますか?
「名前が面白いんですよね。『奇面組』ってみんな、ダジャレみたいな名前になっていて。"番組"に米利 堅作(めりけんさく)という名前の人がいるんです。メリケンサックって、拳にはめる格闘の道具があるじゃないですか。それと掛けてるんだろうな、みたいな(笑)。メインのキャラクターたちももちろん面白いんですけど、各組のメンバーのほうが、名前が尖ってるんですよね。"御女組"には三段腹 幾重(さんだんばらいくえ)とか、いろいろいるので。そういうのを見つけて、自分のお気に入りの名前を探すのも楽しいと思います」
――最後に、放送を楽しみにしている視聴者に向けて、見どころをお願いします
「当時見てなくても、お父さんお母さんが好きで家で流れていて、それでファンになった20代の子も結構いるんですよ。
取材・文=川崎龍也
(C)新沢基栄/集英社・奇面組
TVアニメ『ハイスクール!奇面組』公式サイトはこちら

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